ホンダのフィットです。車検で入庫してきました。が、エンジンからオイル漏れを起こしていました。
オイル漏れの部位はどこかというと、クランクシャフトフロントオイルシール。
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ものすごく漏れているわけではないですが、にじみを通り越して漏れてきているかなぁというくらい。
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このエンジンはタイミングチェーンなので、クランクフロントのオイルシール交換は比較的簡単です。
オーナーに話をしたら交換してほしいというので作業しました。
とりあえずファンベルトを外します。
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続いてクランクシャフトプーリーのボルトを外す。これが一番骨の折れる作業です。
かなり硬いトルクで締め付けられています。
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リングギヤのカバーを外して、リングギヤにレバーをあてがってクランクシャフトを固定しました。
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こんな感じでリングギヤをロック。あまり無理しないこと。
ミッションケースはアルミなので。
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ホンダの場合専用の工具があればクランクプーリーを固定できます。
なくてもこのフィット位ならリングギヤで固定して外せました。
オデッセイクラスになるとプーリーホールドがないときついです。
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プーリーを外します。
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古いオイルシールを外す。
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新品のオイルシールを打ち込みます。
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あとはクランクプーリーを付けて規定トルクでボルトを締める。
オイルシールを交換してもオイルが漏れてくるようならプーリー側が減ってる可能性もあります。
オイルシールの位置をずらしてみるか、それでも駄目ならプーリーも変えないと止まらないかもしれません。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。