ATでもエンストする!車がエンストする原因とその対処法をまとめてみた

昔はよく聞いた単語でしたね。

「エンスト」

エンストとはいわゆるエンジンが止まっちゃったこと。エンジンストールを略してエンストと呼ばれているか定かではないですが、現代でもエンストは急にエンジンが止まっちゃったことをさします。

マニュアル車であれば、クラッチ操作をミスするとすぐにエンストすることがあります。選択しているギヤと勾配があっていなくて発進させようとすると、エンストしやすいです。例えば急勾配なのに3速で発進しようとしてるとか。

ただ、AT車は一般的にはエンストは起こらない仕組みになっています。確かにAT車はエンストしませんが、エンストすることがあるんです。それはどんな時か?一体何が起こっているのか?対処法は?

それぞれ考えてみましょう。

AT車でエンストする原因

AT車でエンストする原因は、8割がた

「エンジンが不調になっている」

ことが考えられます。一番多く感じられるのは、スロットルボディに取り付いているアイドリングを制御している通称ISCと呼ばれている部品。

例えてみると、アクセルを開けて直進中前が渋滞してきたのでアクセルを放した。するとエンジン回転数が落ちていって、最終的にはISCがアイドリング回転まで調整するんです。ただISCにカーボンなどが溜まってくると、吸入空気が適正量エンジンに入らなくなる。

結果、エンストするというわけです。車によってはISCやスロットルバルブを清掃してもOKとされている車もありますが、電子制御スロットルを兼ね備えた最近の車は清掃はほとんど不可とされています。

ISCや電子制御スロットルを交換する必要があり、修理代は4万円〜場合によっては15万円くらいかかることもあります。部品代によりけりですが、電子制御スロットルはかなり高いです。

吸気系のトラブル以外でも、点火系のトラブルでも同様です。3気筒エンジンなのに2気筒しか動いていない状態。そしてしまいには1気筒しか動かなくなってしまった・・。

間違いなくエンストします。イグニッションコイルや点火プラグが故障すると失火して、エンジンが正常に動かなくなってしまいます。

修理代金は3万円〜10万円程度かかってきます。

他にもエンストする原因はいくつも考えられます。

ガス欠・燃料ポンプ不良でエンスト

車に燃料を送っている燃料ポンプ。このポンプが壊れてしまうと、エンジンに燃料が行き渡らなくなりエンストします。

ガソリン車であれば、エンジンが急に

ガスんボスンガスンボスン・・・

とポンコツ車のようになって次第に止まってしまいます。実はガス欠と全く同じ症状です。単純にガス欠であってもエンストしちゃいますからね。

燃料ポンプの交換だと3万円〜10万円程度の修理代がかかってきます。

オルタネーターが壊れてエンスト

エンジンをかけると発電機であるオルタネーターが駆動を始めます。オルタネーターは電気を作ってバッテリーへ送ってる部品です。

このオルタネーターが壊れてしまう・もしくはオルタネーターベルトが切れてしまうと走行中にバッテリーが充電できなくなり、最終的にはエンストします。

極端な話国産車であればバッテリーが空っぽでもエンジンさえかかっていれば、オルタネーターが駆動していればエンジンはかかったままを保つことができます。しかし、オルタネーターが壊れるとバッテリーに蓄えられた電力だけでエンジンを制御するので最終的にバッテリーが上がって止まってしまいます。

この場合は、スーーーッと静かにエンジンが停止します。再始動もできません。ブースターで繋げないとダメ。

オルタネーターベルトが切れただけなら修理代は4000円〜2万円程度あれば大丈夫。オルタネーター本体が壊れたら、現実的なのはリビルト品との交換。5万円〜10万円くらいの予算があれば修理ができます。

もしエンストしてしまったら?対処法

もし車がエンストしてしまったらどうするか?

これはマニュアル車・AT車共通で言えることです。

気をつけないといけないのが

・ハンドルが急に重たくなる

・ブレーキの効きが悪くなる

この2つです。

ハンドルが急に重たくなるのは、パワステが効かなくなるから。電動パワステであっても油圧パワステであっても、エンジンがかかっていないと効きません。

こちらは油圧パワステポンプ。エンジンがかかってるときにポンプが油圧を発生してステアリングをアシストして軽くしてくれています。

エンストしたシチュエーションがカーブなどだといきなりハンドルが重たくなるので注意が必要です。

そしてブレーキの効きが悪くなるということも頭に入れておいてください。これはエンジンがかかっている間はブレーキブースターが働いてアシストしてくれているんです。

こちらがブレーキブースター。エンジンの負圧を利用して踏む力をアシストしてくれています。

エンジンが止まってしまうと負圧が抜けちゃうので、ブレーキの効きが極端に悪くなり、ペダルの踏み心地がかなり固くなります。効かないわけじゃないので、ブレーキは必要な制動力がでるまで強く踏み込んでください。

もし走行中エンストしたら、とりあえず惰性走行で路肩に停車しましょう。

AT車でエンストした時の注意点

AT車でエンストした場合、注意しないといけないこと。

エンストするまでは走っていたわけなので、シフトポジションがDレンジに入っているのがほとんどだと思います。

もし、単純なエンジン不調なら再始動ができるはずなんですが、AT車はNレンジかPレンジじゃないとセルモーターが回らない。これを焦ってしまうと忘れてしまう。

もしAT車でエンストして、再始動を試みようとするのであればシフトをNレンジに戻してキーをひねるなりプッシュスタートを押すなりしてセルモーターを回してください。

Dレンジのままセルが回らなくて、エンジンがかからない。と焦らないようにしましょう。

と、普段エンストするはずのないAT車がエンストすると逆にパニックになってしまうと思います。そこは冷静に対処して再始動できるなら路肩に停車したのち、再始動してください。

車のエンストについてでした。

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