国交省より注意喚起!オイルは熱を加えると劣化!距離と適切な時期で交換し、車両火災を防げ!

いろいろなカーメーカーから度重なる注意喚起が成されてきましたが、未だなくならないエンジンオイルが起因となる車両火災。

ちょっと前に国土交通省からも注意喚起が出ていたので、改めて紹介します。

車両火災の原因として装置別ではエンジンからの出火が一番多い

車両火災につながる理由を部位別に分けていくと、エンジンからの出火が一番件数的に多いということが国土交通省の調査で分かっています。

エンジン以外で車両火災につながる部位というと、ブレーキの引きずりやハブベアリングの不備、クラッチなど。いずれも摩擦熱を伴うところになってきます。

エンジンからの出火をさらに細かく調査すると、点検整備の未実施によるエンジンオイルの劣化が原因であるのが一番多い。

オイル交換をしないがために、車両火災につながってしまうということです。

エンジンオイルの劣化は距離だけでははかれない

自分の車のオイル交換って、どのように管理していますか?

自分は車検以外にも定期点検を受けていて、整備工場に全て任せている。という人もいると思います。他にはガソリンスタンドでオイル交換をして、オイル交換ステッカーの距離を目安にしている人もいるでしょう。

オイル交換の管理を一番しやすいのが走行距離です。大体3000km~5000km程度でオイル交換ステッカーを貼っているお店が多い。

この距離に達した時にオイル交換を実施していると。走行距離で管理すると目に見えてすごくうわかりやすいです。

ですが、例えば1000km走った車のオイルと、700km走って暖機やアイドリング時間が毎日30分を超える車があったとします。どちらがオイルにとって過酷か?

これは走行距離だけでははかれないところがあります。同じくらい劣化していると想像します。

暖機時間は短くていいが、完全暖機する前に止めるとオイルは劣化が進む

エンジンの構造って、完全暖機した時に各隙間であるクリアランスが適切になります。つまり、完全暖機する前に車をとめてしまうとエンジンの隙間が広いまま終わる。

各部のクリアランスが広いとそこからガソリンでオイルが希釈されたりして、劣化が進みます。チョイ乗りする人のオイル管理が大事なのがこれです。

シビアコンディションと呼ばれて、通常のオイル交換スパンを半分にするほどです。

アイドリングストップやハイブリッドは、エンジンがかかったり止まったりを繰り返しています。エンジンが完全暖機をキープし続けることができるかというと、なかなか難しいです。

つまりアイドリングストップ搭載車やハイブリッドカーというのは、オイル交換を通常のガソリンエンジンよりもシビアに考えたほうがいいほどです。

エンジンオイルが劣化したまま使うと車両火災につながる

エンジンオイルの劣化というのは、色や触った具合で完璧に判断できる人がどのくらいいるか?これは熟練したメカニックでも難しいところがあると思います。

実際に僕はかなりのオイルマニアで、いろんなオイルを試したりいろんなオイル状況を目の当たりしてきました。

例えばオイル交換をして1000kmも走っていないのに真っ黒になっていたオイル。これは前のオイル交換のスパンが長かったため。だけどオイルをよく見ると表面がつやつやしているんです。

劣化したオイルっていうのはつやが失われています。つやが残っているけど色が黒いというのはちゃんとオイルの洗浄性が機能している証拠でもあります。

逆にチョイ乗りやほとんど乗っていない車。オイルはやっぱり透明できれいです。ですが、匂いがガソリン臭が混じっていたり水っぽくなっていたりと、やはり判断が難しい。

オイルの管理をきちんと行うには?

車両火災を防ぐためにもオイルの管理をきっちりした。どうすればいいか?

これは簡単です。走行距離で管理するのと、半年に1回オイル交換をすればOKです。軽のターボ車であれば3か月に1回。

仕事で車を使ってる人は、走行距離が伸びがちになります。それ以外の人は交換距離が来る前にそこそこの時間を経過しています。

なので、こういう人は時間軸で交換をするのが無難です。半年に1回交換すればOK!ということですね。

オイルは走行距離と時間軸で管理しないといけない。あとは量をちゃんと確認すること。オイルはお任せでやってるから何も確認していない。というのも危ない。

意外とオイルってオイル上がりや下がりで燃えちゃってるエンジンがあるので、量だけは1ヶ月に1回程度確認してください。

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