セルモーターを交換した後、またもエンジンかからない原因!キャンター

一度この手のトラブルに遭遇して、以後気を付けるようになったことを紹介します。

三菱のキャンター。エンジンがかからないという症状について。

ディーゼルでエンジンがかからない場合、主に原因としては3つ。

・セルが回っているのか?

・燃料が来ているのか?

・圧縮はあるのか?

コモンレールの場合、インジェクターやらポンプ系統も含めて、燃料が来ているか?アドブルーが必要な車の場合はアドブルーが入ってるかということもポイントになりますけど。

まあ一番多いのがバッテリートラブルやセルモーターです。

特にトラックになると、乗用車よりも使い方がハードになるので、走行距離も延びがちです。当然セルモーターも交換が必要になってくる。

セルモーターを交換して納車後しばらくして再発の症状

セルモーターが壊れてくると、キーをひねってもエンジンがかからなくなります。

初期症状の頃であれば、ハンマーの柄などでコンコンと衝撃を与えながらキーを回すと、エンジンをかけられることが多いです。

先方からエンジンがかからなくなったと言われたら、とりあえず何とかエンジンをかけて運んでくるのが大体です。

そして、診断をしてセルモーター本体が駄目だとなった場合、そのほとんどがリビルト部品での交換が一般的です。

セルを外す前にリビルトを手配したら、ちょっと違和感がありました。

なんだかセルモーターに不思議なネジ山が数か所切ってあったのです。

ただ、納期は急がされていたので、今日中に取り付ける必要がありました。不良だったセルを外してみると、面白い形の部品がくっついていました。

とりあえずその純正部品を手配していては納期に間に合わないので、移植してセルを取り付け納車。

数か月後にまたエンジンがかからないというクレームを受けました。

この時にピーンと来たのが、セルモーターの上についていたもの。

それはこの円筒状の部品なのですが、どうやらこれらはリレーのようです。

一つがスターターリレー。もう一つがグローリレーです。

どちらが欠けてもエンジンの始動に影響が出る部位です。というか、リビルトセルモーターとこれは一緒に交換だろ!と。

せっかくセルを交換しても、今度はリレーが終わって同じことになる。

リビルトのセルモーターにはリレーがついてこない場合が殆どなので、キャンターでセルを交換する時は必ずリレーも交換してください。

縦置きエンジンであっても4WDになると作業性が結構悪いので。二度手間になるしクレームにつながりますから。

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