カプチーノです。
タイミングベルト、ウォーターポンプ、ヘッドカバーパッキンを交換したのでレポートします

カプチーノ EA11R

2回目のタイミングベルト交換になります。まずはクーラントを抜く
インタークーラーのホースを外す。今回はラジエターホースも交換するので外しておく
エアクリーナーを外して、オルタネーターベルト、エアコンベルトを外す
ミッションにフライホイールの廻り止め用のサービスホールがあるので、マイナスドライバーを突っ込んでおいて
エンジンを廻り止めをしておいて、クランクプーリーのネジを緩める

クランクプーリーを外す

これはトーショナルダンパーが着いていないキャラのものを流用しています。黒に色を塗りなおしてあります。元々は水色なんですよ

続いてタイミングベルトカバーの前のウォーターパイプを外す

タイミングベルトカバーを外せばご対面
1番圧縮上死点にあわせておく

カムのスプロケットのネジを緩めておく

カムのスプロケットを外す

タイミングベルトのおくのカバーをはずす

ウォーターポンプを交換に入ります

パッキンを綺麗に剥がす

16万キロもったウォーターポンプ

F6Aのツインカムはカムシャフトのカバーがヘッドカバーパッキンになっています。
つまりヘッドカバーパッキンを交換するためには、タイミングベルトを外してカムのスプロケットをはずさないと交換ができないんです
クランクのオイルシールも交換

ウォーターポンプも交換したら、つづいてカムを外しにかかります

ヘッドカバーを抑えているネジは内側が六角のネジです
きちんとした工具がないとすぐに舐めます。
外側から内側へ緩めていきます

これでヘッドカバーを外す

カプチーノのF6Aは、ラッシュアジャスターの油圧でバルブクリアランスを自動で調整するタイプになっています

カムカバーを外したら、ここのパッキンも交換する。

カムのオイルシールも交換。

カムをケースに戻します。蓋にもパッキンが当然あるので交換

無理やりカムを入れてオイルシールを傷つけないように

ヘッドカバーパッキンはカチコチになっていた

続いてもう一つのカムカバー。こちらにはディスビがついています

ディスビのOリング、キャップ、ローターも交換

オイルシールを交換したらカムを入れる

パッキンも交換したら、カムカバーを左右合体。

これをエンジンにかぶせるのが難しい。ディスビは外した状態でつけたほうがいい。
じゃないと大変でした。

写真を撮りながら合体するのは大変

ヘッドカバーを規定トルクでしめる。中央から外側へ向かって締めていく
トルクは80~120kg・cm

あとは組み立てていくだけ

結構面倒くさいエンジンです

カムスプロケットを規定トルクでしめる
700~1000kg・cm
タイミングベルトをかける

ベルトに張りを与えて、クランクを2回転。タイミングマークがあっていることを確認する

あとは元に戻す。
ちなみにクランクプーリーの締め付けトルクは
800~900kg・cm
エンジンをかけると最初はアイドリングが不安定で、タイミングを間違えたか?と思いますが、
油圧が安定して来ると音が消えていきます。
それでもおかしい音をしていたらもう一度組みなおしてください。
カプチーノのタイミングベルト交換でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。