軽自動車には軽油を入れては駄目だし、オイル交換は普通車より早くしないといけない理由

軽自動車だから軽油を入れた・・・。毎年聞くトラブルです。特に3月から4月頃に多いトラブルですね。

なぜって?新卒で免許を取った人が初めて車に乗って、自分で燃料を入れようとする時期です。軽自動車だから軽油を入れちゃった。

毎年必ず遭遇するトラブルです。そもそもが軽油って確かに名前が紛らわしい。軽油という表記はガソリンスタンドではやめてディーゼルだけにしておけばいいと思うんですけど。

軽自動車に軽油を入れる人も多いことですが、あまり浸透していないのがオイル交換の重要性。

普通車と軽自動車って、どっちのほうがオイル交換をこまめにしないといけないか?これは実は軽自動車なんですね。

その理由はなぜか?

まず、軽自動車って660ccしか排気量がありません。この排気量で街中や高速道路、峠道を普通車と同じスピードレンジで走らないといけない。これってどうでしょう?

排気量の大きいセダンって、高速道路を巡航してみても静かそのものです。エンジン回転が低くても余裕だからです。当然ミッションやデフのギヤ比の問題もありますけど。

基本的に軽自動車は高回転までエンジンをぶん回して、力を振り絞っています。

同じ速度域でもイメージ的には普通車が3000回転だとすると軽自動車は6000回転まで回ってるイメージをしてもらうとわかりやすいです。

このくらい排気量で差がでてきます。

時速100kmで1時間走行すると100km進みます。その間のエンジン回転数が6000回転キープと5000回転キープ。

ずっとこの差のまま3000kmを過ぎたらどうでしょう?軽自動車のエンジンの方が実質二倍働いたことになりますね。同じ距離を走るにしても、使ってる回転数が違うと相当な差がでてきます。

しかもそれだけではありません。

軽自動車に使われているエンジンオイルの量っておおよそ3リットルくらいです。普通車も量は少なくなってきましたが、3,5リットルとか4リットルくらいはいっています。

オイルの量も違います。

使ってるエンジン回転数が高いうえに、オイルの量も少ない。

オイルの量が少ないということはひたすらその3リットルを循環して使ってるわけです。これでは劣化するのが早くて当然です。

こういった理由から、軽自動車のエンジンオイルって普通車よりも早くに交換しないといけないのです。リースの車も普通車と軽自動車では交換時期を半分に設定しているくらいです。

リース車って、少ないメンテナンス費用で最大限まで車を使うことを考えています。ランニングコストを抑えて車は最大限まで使い尽くす。こんなリース車であっても、普通車の半分で軽自動車のオイル交換を設定しているのを見るあたり、いかに軽自動車にとってオイル交換が重要なのかがわかります。

細かく言うとスパークプラグもそうです。軽自動車は普通車よりも早くに交換するべきです。

これも使ってるエンジン回転でわかります。常に3000回転なのと6000回転なのとでは寿命が半分になったっておかしくない。

力のないエンジンほど、メンテナンスはこまめに行わないといけない。

軽自動車には軽油を入れないで、オイル交換もまめに行ってください。入れる燃料はガソリンですよ。

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