新車から乗ってる22年前のスズキキャリィ!キャブ車のエンジン内部を撮影!燃焼室の状態

うちの実家には親父が生前新車で買った軽トラックがあります。スズキのキャリィで、DD51Tという型式のものです。

22年前の車で、インジェクションではなくてキャブ車。エンジンはF6Aを積んでいます。この車両、僕が整備士なってからずっと整備をしてきました。

消耗部品は一通り交換して、2年前にタイミングベルトやマフラーなどを交換しました。

さすがにこの手のキャリィは見かけなくなりました。

現在の走行距離はおよそ65000kmほどです。

22年間で65000kmなので、年間走行距離が3000km位の使い方をしています。

10万キロまでは達していませんが、さすがに20年経過しているという事で、タイミングベルトとテンショナのみ交換済みです。切れたら元も子もないですから。

オイル交換については、ほとんど乗っていない車であるということ。車検整備の時くらいしかメンテナンスをしないという事で、2年に1回から2回位実施しています。

本来ならもっと頻繁に行ったほうがいいんですけど。

このキャリィですが、僕も自分の車が故障した時などは借りて乗り回したりしています。その時はあえてハイオクをいれたりもしました。

22年経過したキャブ車の燃焼室はどうなってる?

オイル交換の時は、オイル添加剤をいつもいれています。KUREの多走行車がメインです。

おかげで、オイル漏れは今のところまだ発生していません。

カムシャフトのシールあたりがにじんできてるなぁという印象がありますが、添加剤で様子を見ています。

燃焼室の状態はどうなっているのか?今までWi-Fiの内視鏡カメラでは、インジェクションの車ばかり撮影してきました。キャブ車はどうなってるか見たことがありません。

インジェクションよりも燃料が濃いイメージがあるので、すすけているのは想像できます。

実際にどうなってるのか撮影してきました。

プラグも5000km前くらいに交換してありますが、随分汚れてる感じです。焼け具合は悪くないですね。

そしてこちらが燃焼室の中です。

もう少し真っ黒かなと思いましたが、インジェクションの車とさほど変わらないですね。

燃焼状態は悪くないのかもしれません。

こちらは新車から4年半で50000kmオーバーのND型ロードスターのピストントップです。このエンジンは直噴なので、インジェクションであってもここまで煤けているのが分かります。

キャブ車であってもエンジン回して使えば煤がたまりにくい

この手の軽トラックって、まずは非力です。

とにかくアクセルはべた踏み。荷物を載せるとさらに非力になります。高速道路に乗ろうものならアクセルべた踏みでも全然スピードが出ません。

その位エンジンパワーが非力なので、常に高回転まで負荷をかけて回しています。

エンジンって、高回転を使うことで燃焼室の温度が上がります。

燃焼室の温度が上がると、余計な不純物も燃えていくわけで、回せば回すほどエンジンはクリーンになっていきます。

ディーゼルエンジンで煤がたまるという問題が近年ありますが、ディーゼルはトルクも太くて回転をあげなくてもグイグイ走れてしまうから。さらにはちょい乗りがディーゼルは苦手なので、スカイアクティブDなどは積極的に燃料添加剤を入れたほうがいいと思います。

キャブ車にPEA配合の添加剤を入れる

せっかくなので、手持ちの燃料添加剤を入れておきます。

キャブ車ってダイレクトにキャブクリーナーを吸い込ませると汚れが落ちますが、やはり燃料タンクや燃料ラインも22年も経過してれば汚れています。

燃焼室を踏まえてクリーンになるように添加。

PEA配合でコストパフォーマンスが非常に高い添加剤です。

僕もこれで4台別々に入れてみましたので、追って燃焼室がどうなるか観察をしていきます。

この車、アクセルがかなり渋かった。ワイヤーを新品に交換したほうがよさそうなので、今度注文しておこう。まだ部品でるかな?

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