トラックなどのステアリング機構に、ドラックリンクと呼ばれている機構があります。ドラックリンクにはやはりボールジョイントが存在して、そこにはゴムのブーツで水の混入を防いでいます。
今回このドラックリンクブーツを交換したので参考までにご紹介したいと思います。
これがドラックリンクと呼ばれる機構です。では早速ドラックリンクのブーツを交換したいと思います。
見えにくいんですが、まずは割りピンを外す。
つづいて特殊なネジを緩めます。
こんな感じでノーズプライヤーで回していく
これがドラックリンクを固定している特殊なネジ
次にスプリングが出てきます。
引っ張りだします
このスプリングと上のピンでドラックリンクを固定しています。
これでドラックリンクを引っこ抜く
これが問題のドラックリンクブーツです。今回は破れていたという訳ではないんですが、ブーツが固くなって変形していたから。ボールジョイントをうまく保護出来ていなかったので交換する事にしました。
新しいブーツを挿入します。
あとはドラックリンクを合体させます。
あとは組み付けて完了です。最後にグリスニップルからブーツの中に満タンにグリスアップすれば終わり。
グリアップ用のシャシグリス。
グリスガンです。中にチューブグリスを入れて使います。
こういった車にとってグリスアップというのはとても大切な役割をします。グリスアップをしないといけない部分にはグリスニップルが付いているので、定期的にグリスアップをしましょう。そうすることで、ボールジョイントや各部のリンクを保護できます。
グリスアップも大切な整備なので、こまめにグリスアプしてあげるようにしましょうね。