バッテリー延命の本命、デサルフェーターを買ってみた。その仕組みは?

実験として、デサルフェーターという商品を買ってみました。

デサルフェーターというのは、車の鉛バッテリーの状態を長く良好に保ち続けてくれるものです。

車検や点検時、ガソリンスタンドで給油をしているとき、バッテリー診断をしてもらって要交換と判定されること、ありませんか?

交換したばかりのバッテリーでも、車に乗らないでいると放電して劣化してしまいます。

車検の時でも、バッテリーテスターをあてて診断結果が要交換となると、ちょっと気まずい時もあります。というのも、前回の車検で交換している場合もあるからです。

バッテリーにとって一番よくないのは、車に乗らないこと。いくら新品のバッテリーを車検時につけても次の車検まで問題ないかというとそうでもないんです。

車には暗電流というものがあって、常にバッテリーから電気を使っているものがあります。例えば時計とかオーディオのバックアップ。

車のコンピューターなんかもバックアップをしています。それらは常に電気を使っているので、バッテリーから電気が少しずつなくなってしまうわけです。

エンジンがかかるとオルタネーターが駆動して発電を開始するので、バッテリーが充電されます。つまり、車に乗らないとバッテリーの電気ばかり喰っていて充電しないので、電気がなくなり劣化してしまう。

バッテリーにとって、車に乗らないというとが一番厳しいのです。

放電したバッテリーはサルフェーションを起こしやすくなる

放電したバッテリーにはもう一つ問題が出てきます。それはサルフェーションです。

サルフェーションというのは、バッテリーの電解中に溶けこんでいくはずの硫酸鉛が硬化して結晶になる現象。この結晶が負極板の表面にくっついてしまいます。

つまり電気を作りシステムの表面に壁ができてしまうイメージです。

サルフェーションがほぼバッテリーを要交換としていってしまう、バッテリーの病気と言えると思います。

では、このサルフェーションを起こさないようにするにはどうするか?

効果的なのが車にたくさん乗る。常にバッテリーを満充電に近い状態にしておく。

劣化してきたバッテリーはパルス充電をかけるなどです。

パルス充電というのは、最近注目されてきた充電方法です。

今までの充電方式と違い、流す電気に波を与える。パルス波を取り入れた充電方法。

アクセルを一定にしていると車はスムーズですよ。

ではアクセルをオン、オフをたくさん繰り返したらどうなりますか?

車は加速したりエンジンブレーキがかかったりでウォンウォンと波打つと思います。

パルス充電はまさにこの電気で振動を与えて、サルフェーションを除去させるものなんです。

ただし、僕もパルス充電器を買って、バッテリーが復活できるか試してみました。

が、駄目でした。

原因を考えたら何故か?要するに、末期症状のバッテリーをいくらパルス充電してもダメだっていうことなんです。

それよりも前に少しずつでもサルフェーションを落としていかないと、駄目です。

ここまでをまとめると、バッテリーを少しでも長く使いたいのなら、常に満充電にするように気を付けるという事。たまにはパルス充電をしてやるということ。

デサルフェーターは取り付けるだけでサルフェーションを除去する

ここからが本題です。初めてデサルフェーターというバッテリー延命装置を買ってみました。

これが何をするか?パルス充電と何が違うのか?

一般的にデサルフェーターと呼ばれているものは、バッテリーに取り付けておくことで、常にサルフェーションをモニタリングしてくれる。そんなイメージです。

走っている時でも、そうでない時でも、パルスを与えてサルフェーションを除去してバッテリーを健康な状態に維持してくれる。そういうアイテムです。

アフターパーツではやり出してきていますが、この手のアイテムはまだ自動車メーカーは純正採用してきません。

理由はわかりませんけど、多分バッテリーはある程度消耗品として割り切っていて、部品の回転率も速い方が利益があがるからと、考えているのかもしれません。

僕は前、エンジンがかからなくなったバッテリーに対して、パルス充電器で復活するかを試してみました。

でも、その時は何とかエンジンがかかったけど、それ以降はやっぱりまた駄目になってしまいました。

サルフェーションを落としきれない状況になっていたというのが理由かもしれません。

デサルフェーターを取り付けて、さらにパルス充電をかけることでバッテリーは長持ちすると今の段階では結論付けています。

とりあえず、買って試してみようと。これはバッテリーにつけるだけで自動で定期的にサルフェーションを除去します。

もしかしたら、復活しなかったバッテリーも、デサルフェーターを付けてパルス充電をしていけば、性能が戻ったかもしれません。

テストする環境を考えているので、また追ってレポートします。

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