ND型ロードスター、ファンベルト(補機駆動ベルト)交換はDIYでも簡単

ND型ロードスターも新車から7万キロ近くまで走行しています。

今まで交換した消耗部品はというと、油脂類、タイヤ、エアクリーナーのみ。そろそろ変えておいた方がいいなと思い、ベルトを交換することにしました。

見た目ではまだベルトに亀裂や摩耗はわからないのですが、切れたら困るので予防整備。

最近の補機ベルトってよくできていて10万キロ近くまでもつこともざらです。ただし、切れたら走れなくなるので走行距離で管理するのがいいかなと。

走行距離は約7万キロ。

今回用意したのは純正のベルトです。

基本ロードスターに使う部品の大半は純正で攻めてみようと、エアクリーナーも純正品で交換しています。プラグはデンソーのイリジウムタフを入れましたけど。

NDロードスターの補機ベルトは交換したことがないのですが、整備指数を見ればVベルト全数取り換えで0.4Hという整備指数です。

1Hで1時間程度の作業内容なので、0.4Hということは30分にも満たないで交換ができますよという意味合いです。要するに簡単だということですね。それではやってみます。

NDロードスターの補機ベルト交換

ロードスターに使われてるベルトは2本。

オルタネーター・エアコンコンプレッサを回している1本。

ウォーターポンプを回している1本。

このうちウォーターポンプを回しているベルトはストレッチベルトと呼ばれるもので、調整不可のベルトを採用しています。

作業性をよくするために、エアクリーナーボックスの蓋をダクトごと外します。

エアクリーナーBOXの蓋は外さなくてもベルト交換は可能ですが、動画を撮影するために外しました。

まずはオルタネーター・エアコンベルトから外します。これはオートテンショナで張りを与えています。

17mmのスピンナーハンドルを用意してください。

テンショナの17mmボルトにスピンナーを当てて、反時計回しに力を入れると、テンショナを縮められます。

縮めている隙にベルトを外す。

ベルトを外したらスピンナーハンドルも外します。

続いて奥にあるウォーターポンプベルトの交換。外す時はベルトをハサミで切ってしまってもいいです。

外し方はクランクを回しながら外していきます。本来は治具が必要。

クランクプーリーのネジ21mmに大きいラチェットをセットします。

時計回しにクランクを回しながら、ウォーターポンプベルトを一コマづつずらして最終的に外す。

手でベルトを手前へ引きながらクランクを時計回りに回していきます。

ベルトが少しずつずれているのが分かります。

外れた2本のベルト。約7万キロお疲れさまでした。

それでは取り付けです。逆の手順で取り付けていきます。まずはウォーターポンプベルトから。

最初にクランクプーリーの溝にかけます。そのあとウォーターポンププーリーのこの位置までかけておく。

ここからまた時計回りにクランクを回しながら、プーリーのコマにかみ合わせていきます。

取り付け時は本来なら治具を使う必要があります。新品のベルトに傷が入るのを防ぐ為です。

僕はDIYで事故責任の下治具を使わないで装着していきました。治具持ってないですから。

取り付けのコツは下の方からプーリーの溝に向かってベルトを押し付けて、クランクを回していく。

するとこんな感じで溝にはまっていきます。この時に傷がつかないようにするために治具が必要なんです。

装着完了。続いてオルタネーター・エアコンベルト。

ある程度ベルトをかけておいてからスピンナーをセットします。

あとはスピンナーを反時計回しに力を加え、テンショナーを緩めている状態でベルトをかける。

こっちを付けるとあっちが外れるみたいになりますけど、ちゃんとはまりますので頑張って。

ベルトを装着したら必ず行う事、全部のプーリーの溝にちゃんとベルトがはまっているか?

昔僕は一こまズレた状態でベルトを付けてしまい、すぐに切れてしまったことがありました。

それは3G83のeKワゴンの一本掛けタイプの長いベルトでしたけど。エアコンコンプレッサの部分で1コマズレていて、すぐに切れてしまった苦い経験を若かりし頃しています。

コマズレするとすぐに切れるので絶対に確認しておいてください。

オルタネーターベルトが3250円。ウォーターポンプベルトが1700円でした。2年くらい前に買ったときの値段ですけど。参考までに。

工場に頼めば工賃は3000円弱くらいです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする