ハイブリッドやe-Powerなど電動化車両はエンジンオイルに気を受けて

20プリウスが出回り始めた頃、整備振興会の講習で講師の先生に言われたこと

「ハイブリッドのオイル交換は気を付けて」

と。

程なくして、プリウスなどハイブリッドでエンジンがダメになるケースを何件かあったことを知りました。

これは、今でも変わっていないんですが、ハイブリッドやe-Powerなどってオイルを気にしてあげたほうがいいんです。

その理由はどういうことか?

エンジンオイルについては、普通のガソリン車と同じものを使ってる車もあるし、トヨタは超低粘度の0W-8などを充填していることもあります。

しかし、ガソリン車に搭載されてるアイドリングストップとは比べものにならないくらい、エンジンを停止するし、EVモードでの走行にも切り替わります。

エンジンが暖まりにくく、オイルの環境は厳しい

実際に自分でもトヨタのハイブリッドカーを所有して、乗ってみたら改めて実感しました。

兎にも角にもエンジンを始動したり停止したりEVモードになったりを繰り返しています。

ある程度は予測していましたが、非常に細かく制御しているのがわかります。寒い朝であっても、ハイブリッドシステムを起動したら、最初はEVモードです。

もちろんハイブリッドバッテリーの容量で変わってくるんでしょうけど。そして走り出して、絶妙なタイミングでエンジンスタート。

この間、走行中であってもほぼ違和感なくエンジンがスタートします。トヨタハイブリッドシステムは、ハイブリッドモーターをスターターがわりにしているので、すごくスムーズにエンジンがかかります。

そしてある程度ブレーキングで回生できたらまた停止。

エンジンの暖機状態云々よりもハイブリッドバッテリーの充電状態でこれを繰り返しています。

このため、ハイブリッドなど電動化車両のエンジンって、実は8割くらいシビアコンディションに当てはまるんじゃないかなって。

エンジンにとってはかなり酷使されています。

さらに、超低粘度オイルです。省燃費を実現するためにヤリスやアクア、シエンタなどには0W-8という、日本車では最強に低粘度なオイルを使っています。

冷間時の立ち上がりはいいのかもしれませんけど、夏はちょっと厳しいですよね。

だけど、エンジンを停止、再始動。

電動化車両にとっては、燃費を稼ぐにはいかにEVモードでの走行を伸ばせるか?にも関わってきます。

そういう制御をしているので、エンジンは通常のガソリンエンジン以上に大変です。

エンジンが温まるまえに止められてしまうと、燃料による希釈も進みやすいです。オイルが燃料希釈されると潤滑能力を失ってしまうので、ハイブリッドなど電動化車両こそオイルは気をつかってあげる必要があると思います。

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