診断機によるEGRバルブのテストと、カーボンクリーニングの意味について

近年増えてきている故障の中に

EGRの故障

というものがあります。

EGRは排気ガス再循環装置のことを指し、排気ガスを意図的に吸気側へ戻すことで燃焼温度を下げ、NOxを低減させています。

更には最近のEGRは水冷化されているものもあり、効率的に排気ガスの温度を下げています。

しかし、ここの所このEGRなるものがよく壊れます。

診断機によるEGRのアクティブテスト

EGRは、診断機があれば簡易的にテストをすることができます。

アクティブテストと言われるもので、アクチュエーターを個別に動かすことが診断機では可能です。

EGRのテストは、アイドリング時にEGR開度の目標値を増加させます。増加させればさせるほどアイドリング回転が不安定になるか?これを確認します。

EGRが壊れてしまう場合、狙った量のガスを制御できなくなるため、エンジンが不調になります。よくある固着の状態です。

アイドリング時にEGRを意図的に開いていくと、アイドリング回転が不安定になる。

これを点検します。

EGRは燃料添加剤だけでは奇麗にならない

EGRバルブはPEAが配合された燃料添加剤を入れたとしても、さほど奇麗になりません。

どちらかというと、RECSのような仕組みの方が効果的です。

燃料添加剤では、インジェクターから噴射された以後の部分を奇麗にしていきます。

RECSに代表されるインテークから吸わせるカーボンクリーニングは、もっと上流から溶剤を吸わせるので、幅広い範囲のカーボンを除去することが可能です。

燃料添加剤とセットでカーボンクリーニングを施すことで、EGRの汚れなども堆積する前に除去できるので試してみてください。

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