車で乗らないと壊れてしまう部分とは?

本日は乗らないと壊れる部分というお題であります。
タイトルは大げさにつけてありますが、いわゆる乗らないと不具合を起こす部分という解釈でお願いします。
今日車検に入ってきた二台がまさにその症状に当てはまりました。
一台目は前回の車検から実に100kmしかオドメーターが進んでいなかった。
まず起こり得た不具合その1。エンジンがかからない。原因はバッテリー上がりでした。
ブースターでつないで工場に入庫させましたが、道中に感じたのは、吹けないエンジンだということ。
原因を突き詰めていくと、ガソリンが腐っていたのでありました。

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およそ何年前に満タンにいれてからずっとそのまま。ガソリンを入れ替えただけですんだけれど、
末期症状になると燃料ラインの洗浄からフィルターの交換と最悪はポンプの交換まで。
超最悪はインジェクターまでも交換となるケースもありえる。
もう一台はキャンターだった。こちらはブレーキの固着で右のホイールシリンダーが全く動かなかった。
油圧をかけて一つずつピストンをぬきましたが、ホイールシリンダーを交換しないと駄目。
ですが乗らないからカップキットだけの交換にしてくれと言われたので、ひたすらシリンダーを磨いた。
次回の車検までにはブレーキオイルが漏れてくる可能性は否めないのでその旨伝えました。
車には乗らないと不具合を起こす部分がたくさんあります。使えば部品は減るというイメージがありますが、使わないと部品が駄目になるという側面も持っています。
車庫に眠っている車、たまには思い切り走ってみてはどうでしょうか?

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