夏が近づくと
「エアコンが効かないんだけど・・・」
という相談を非常に多く受けます。車のどこかが壊れて異音がしてるよりも、体感的に暑いというものなので、大抵のお客さんが修理を訴えてきます。
確かにここ最近の厚さと来たら、僕が子供の頃は考えられないほどの猛暑になります。昔なんか30度超えるだけでヤバい!という感覚でしたけど。
それが今では35度が何日も連続で続いてしまうわけですからね。
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今日もエアコンが効かなくなったというステラが飛び込みで入ってきました。
エアコンが効かない場合、診断の流れとして
1、コンプレッサは駆動しているか?
2、冷たい風は出ているか?
ここを最初に点検します。エアコンスイッチを入れて、コンプレッサがONになり冷たい風が出るのか出ないのか?
そこからガスの点検に入ります。
コンプレッサがONにならないトラブルが増えてきた
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エアコンスイッチを入れて、コンプレッサがONになるかならないか?
その鍵を握っているのがマグネットクラッチのリレーです。
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今日入庫してきたステラもマグネットクラッチリレーが壊れていてONになりませんでした。
エアコンのガスが入っているのにコンプレッサがONにならない場合、コンプレッサに電源が供給されていません。
単純に配線が切れていたりもしますけど、8割くらいはリレーのトラブルです。
もうこれって、トヨタだろうがスズキだろうがスバルだろうがほとんどのメーカーが、同じトラブルに遭います。
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他のリレーに比べると、マグネットクラッチリレーは作動する回数が多いため、接点が荒れやすいのかもしれません。
10年10万キロ前に一度交換しておくと、余計なトラブルにつながらなくて済みます。
ちなみに、リレーの位置が分かったら、コンコンとショックを与えると一時だけ接点が復活してリレーがONになることがあります。
電子部品なのに消耗するのかと思いますが、接点なので消耗します。
マグネットクラッチリレーが壊れると、エアコンが全く効かなくなるので壊れる前に交換しておきましょう。
2000円くらいで買えます。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。