新車なのにアブソーバーからオイル漏れ発見!一般保証と特別保証を知っておこう

ちょっとした出来事があったので保証について考えてみたいと思います。

1ヶ月前に買ってもらった某車種。新車点検の時期になったので、オーナーに話して車を預かりました。久しぶりに新車点検で嫌なものを見てしまった。

それはこちらです。新車点検って、リフトアップして各オイルの漏れなどを点検します。そして、必要であればオイル交換なども実施します。

昔に比べて新車1ヶ月点検時にオイル交換をする人は減ってきました。

話を戻して中央の部品、なんだか濡れています。

そうなんです。ショックアブソーバーからオイルが漏れている。1枚目の写真を見てもわかる通り、上のほうからオイルが伝わってきているのがわかります。

おそらくロッド部のシールに不具合があって漏れていると推測。

さあ、どうするか?

ここで役に立つのが車の保証です。車の保証には一般保証と特別保証があります。

車の一般保証とは?

一般保証はどこのめかーも同じですが、新車から3年間または6万km走行時のいずれか早いほうまでを期間としています。

保証してくれる内容は何か?これは特別保証の内容を除いてほとんどの部品が保証対象となります。具体的にはパワーウインドウの故障やエアコンの故障。純正のナビゲーションなどもこれに当てはまります。

ただし消耗部品は除外されます。例えばブレーキパッドやタイヤなど走ると減るような部品ですね。オイルなどもそう。

基本的に消耗部品ではない、広い範囲での保証が一般保証です。

初車検を迎えると乗用車だと3年です。つまり初車検を受ける前までに何か不具合が感じられたら保証で点検してもらうこと。車検期間を経過してしまうと保証が切れてしまいます。

とにかく初車検までが勝負です。

車の特別保証とは?

続いて特別保証について。こちらは新車から5年間または10万km走行時点のいずれか早いほうまでが保証期間となります。

保証してくれる内容は、エンジンやステアリングなど車の走行や安全にかかわる重要な部品が該当されます。

具体例として、エンジンやターボチャージャー、ラジエターやオルタネーターミッション、プロペラシャフト、デフ、ステアリングホイール、ギヤボックス、パワステ機構、サスペンション、ショックアブソーバー、ボールジョイント、ハブ、ABSやECU関係、ブレーキのマスターシリンダーやキャリパー、シートベルト、ハイブリッド部品など。

今回新車点検で発覚したショックアブソーバーのオイル漏れは特別保証に該当すると思われます。一応心配なので初車検までには保証修理を受けるのがいいかな。

年式の新しい中古車の場合、保証継承をしてないと保証にならない

もし、年式が2年おちくらいの中古車を買った場合どうなるか?2年おちなら一般保証も特別保証も残っています。

この場合、ディーラーで保証継承点検という点検を受けないと駄目なんです。年式の新しい中古車の場合、僕ら販売店は当然保証をつけたいわけです。なので、ディーラーに保証継承点検をしてもらう。費用が大体1万円ちょっとくらいです。

ディーラーでざっと現車を確認してもらう作業ですね。今までパスできなかった車はないけど、どこかに不備がすでにあったらその部分の保証は除外されるのかな?そこまで詳しく調べていません。すみません。

車の保証書に新しいオーナーを登録してもらう。当然メンテナンスノートもないと駄目です。メンテナンスノートって保証書も兼ねています。

たまに説明書と一緒に車から出しちゃう人がいますが、車検証ホルダーの中にちゃんと入れておいてください。

メンテナンスノートにはリコールをやったらリコールの記録なども記載されます。

初車検を迎えるまでに気になるところは直してもらおう

一般保証が3年で切れてしまうということなので、とりあえず気になるところがあったら洗い出してみてもらったほうがいいです。

しかし、保証で部品を交換してもらえないケースもあります。例えばブレーキ鳴きがたまにする。とかそういった類のもの。

明らかにブレーキの部品に異常があるのなら新品交換してくれると思います。でも、部品自体に不備は見当たらない場合、ブレーキを脱着して清掃して給油して終わり。こんな具合に作業されることもあります。

あくまで部品に不備がなければ該当部品を新品にはしてくれませんね。ディーラーとしても外した部品をメーカーに返送しないといけないからでしょう。

検証して部品に問題ないよーと戻ってくる可能性もありますからね。

それにしても1000km持たずしてアブソーバーが漏れてくるなんて、久しぶりに見たレアな初期不良です。他の同型車種も同じように漏れていたら、サービスキャンペーンやリコールに発展するかもしれません。

誇張したくないので、車種はこのシルエットで当ててください。いたずらに乗ってる人に不安をあおってはいけませんから。

もし、ほかの車でも同じ場所が壊れてきたら、公にしていきます。

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