使用可能オイルは4種類、どれを使えば正解か?季節ごとに変える手法

うちの会社では、各種メンテナンスパックと呼ばれる、車を販売した時に整備代をパックにしたものも販売しています。

その他として、オイルキープ会員というものもやっています。

オイルキープっていうのは、メンテナンスは入ってないんですが、オイル交換だけに特化したサービスです。他の会社でもやっているのとほぼ同じ。

20L缶などを買ってもらい、好きなタイミングで消化してもらう。20Lのまとめ買いなので、3回か4回分になります。

ただ、このオイルキープにはメリットもあるけどデメリットもあります。

メリットはまとめ買いなので、通常のオイル交換よりも随分安くしてもらえるということ。

デメリットは、他のオイルを試せないこと。こだわりなどがなければオイルキープ一択でいいと思います。

例えば、新型シエンタの説明書を見ると、ハイブリッドなら4種類のオイルが使用可能と記載されています。

0W-8、0W-16、0W-20、5W-30。こちらの4つの粘度のオイルが使えます。

0Wの0は低温時のエンジン始動特性を表しています。5Wにくらべて0Wのように数値が小さいほど冬や寒冷時のエンジン始動が容易になります。

続いて0W-8の8は高温時の粘度特性です。数値が大きくなるほど、高速走行や重負荷走行に適しています。

ざっくりとこのように説明書に書いてあります。

つまり、オイルを使い分ける事が実はエンジンにとって一番いいと言えます。

エンジンオイルを季節ごとに使い分ける

メーカーの説明書にも、先ほどのような記載があります。

つまり、エンジンオイルを使い分けることって、実はエンジンにとって有効であると。

例えば真夏に高速道路で高速走行を長時間に渡りする予定がある。という場合。

その時エンジンに入ってるオイルが0W-8と5W-30では、粘度特性が随分違うわけです。

高速走行は、この前僕も走ってみて分かりましたが、下道とはまるで違う。エンジンをある程度高回転でキープし続けないとダメです。

登坂車線になればアクセルをグッと開いて負荷がかかります。目的地に到着するまで、時間も長時間にわたるわけです。

そんな時はやはり油膜が厚い5W-30を充填した方がエンジンにとってはいいわけです。

逆に真冬は低温流動性を考えると、早くオイルが各部へ潤滑された方がいいわけで、0Wを使った方がいい。

年に2回のオイル交換で、粘度を変えるススメ

という事を踏まえると、オイル交換を年に2回行うとします。

一応シビアコンディションに該当するとなれば、オイルは年に2回交換推奨です。

春と秋もしくは夏と冬に交換して、春や夏にそのエンジンに対して一番指定粘度の高いものを入れる。

秋と冬には逆に粘度の一番低いものにする。

こうする事が一番望ましいと思います。

厳密にオイルでどの程度燃費が変わるかを計測した事がないのですが、外気温を考えるとそれほど差が生まれないのかなと。

ただし、メーカーが公表しているWLTCモード燃費などは、新車充填オイルを使って計測されているわけであって、燃費を追求したいのなら、新車充填されているオイルを使う方がいい結果になると思います。

エンジンオイルも奥が深い。

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