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プロボックス ブレーキパッド交換 NCP55

トヨタのプロボックスです。ブレーキパッドを交換しました。

まずはブレーキオイルのタンクからスポイトなどでブレーキオイルを少し抜いておきましょう。

フロントがディスクブレーキです。リヤはドラムブレーキです。

12mmのメガネ類と、14mmのスパナが必要です。

スパナをまわり止めにして、12mmのボルトを緩めます。

ネジを抜きます。

ネジを抜いたら、ブレーキキャリパーを上へ円を描くように持ち上げます。

そしてこのような図になります。

古いブレーキパッドをマイナスドライバーなどでこじって取り外します。

内側と外側です。

ブレーキパッドを外した状態です。

今回用意したブレーキパッドはアケボノ製。

アケボノはF1にもブレーキパッドを供給したメーカーなのです。

アケボノのブレーキパッド。

古いブレーキパッドから鳴き止めのシムを移植します。純正のブレーキパッドを注文すると、シムも付属してきます。このシムだけで部品も取ることができます。

ブレーキパッドグリスはワコーズのもの。

シムをつける部分に薄くグリスを塗布します。

シムをグリスに貼り付けるような感じです。

シムをセットしたら、今度はシムとキャリパーが接触する部分にもブレーキパッドグリスを塗る。

薄くてOK

こんな感じです。ちなみに、ブレーキパッドインジケーターの金具が2つついていればいいんですが、ついていない場合は運転席側の内側にセットするようにしましょう。

そうすると、パッドが減ってきたときにインジケーターの音が聞こえやすい。

ブレーキキャリパーの飛び出たピストンを挟み込んで戻します。

この時にピストンがすんなり戻らない場合はピストンが固着している可能性があります。逆にピストンを戻したときにゴムのブーツからブレーキオイルが出てきたら漏れています。どちらの場合でもキャリパーのOHが必要になります。

続いてスライドピンを点検します。

キャリパーをブラケットから外します。この時スムーズに動かない時はスライドピンを綺麗に磨いて給油する必要が有ります。スライドピンがきちんと動かないとブレーキパッドが片減りする原因になります。

これもダストブーツに穴があいて水が入っていたりすると錆びて固着します。今回は問題ありませんでした。

スライドピンなどにはラバーグリスがオススメ。

キャリパーの下のネジも点検。

手で引っ張って伸びれば問題なし。固着している場合は動きません。

新しいブレーキパッドをブラケットに取り付けます。

内側もセットします。

セットしたら、キャリパーを元にかぶせます。

この時ブレーキキャリパーが元の位置まで戻らない場合は、ピストンを完全に戻していないか、ブレーキパッドがおさまりきれていないかのどちらかになります。

ネジを締めます。

これでブレーキパッドの交換は終わり。

反対側のブレーキパッドも交換したら、ブレーキペダルを何度かポンピングします。ピストンが戻っている分、床まで踏み込めますが、何回かポンピングすると踏みしろがでます。

踏みしろが出たらブレーキオイルのタンクにブレーキオイルをMAXまで補充。

あとはゆっくり走ってブレーキパッドの当たりをつけます。最初はブレーキの効きが本当に甘いので注意しましょう。

プロボックス NCP55のブレーキパッド交換でした。