会社でタントを使ってるところから、
メーターのインフォメーションにキーフリー故障、販売店で点検を受けてくださいというものが出た。ということで入庫。

入庫時、メーターを見てもそのメッセージは出ていませんでした。
が、プッシュスタートの感度が悪い感じがする。
押しても反応しない時がある。ただ、ドアロックなどは問題なく反応する。調べてみたら、サービスキャンペーン未実施車両でした。
この年代のタントには、プッシュスタートのサービスキャンペーンが出ています。
プッシュスタートスイッチにおいて、制御コンピュータの電流値の設定が高いため、車室内のシリコーン濃度によってはスイッチ内部で不導体のシリカが形成されることがあり、接点部で接触不良が発生し、インフォメーションディスプレイに故障表示をする、あるいはメータ内のキーフリー警告灯が点灯するとともにエンジンが始動しにくくなるおそれがあります。
※故障表示が出て始動できなかった場合、再度プッシュスタートスイッチを押すと始動できます。
ダイハツHPより引用
発生対応のサービスキャンペーンなので、トラブルが出てみないと気付きずらいようです。

メーターパネルにこのメッセージが出て、プッシュスタートを押してもエンジンがかかりにくい時は疑ってください。

診断機を繋ぐと
B2278 プッシュスイッチ異常
というコードが残っているかどうか。
そして、現在取り付けられているプッシュスタートの色を確認します。


カプラーが刺さっている部分が黒色ですね。
これは不良品がついているので、プッシュスタートの交換になります。


対策品は側面が茶色になっています。
プッシュスタートスイッチのカプラを抜くと、いわゆるバッテリを外した状態と同じようにリセットされるので、各種再設定するのをお忘れなく。
キーフリー警告灯が表示されたらまずはサービスキャンペーンを受けているかどうかを確認してください。

ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。