スバルのサンバー、S211Jに乗っている土建屋さんからの依頼。
たまにエンジンが掛からなくなる時があるというのです。
その時は、せるが回らないということなので、点検してみました。
![](https://www.team-mho.com/wp-content/uploads/2023/12/1CE8B3C9-87B8-430D-8182-ECAE909E0AEC.jpeg)
ダイハツのハイゼットOEMであるサンバーです。
せるが回らないからエンジンがかからないということなので、いろいろと調べてみます。
まずは現象を再現できるか?
何度もキーを回して試しましたが、そこまで頻繁に出ているわけではなさそです。
普通にエンジンがかかってしまいます。ではバッテリーやらバッテリー端子を点検するとこちらも問題なし。
![](https://www.team-mho.com/wp-content/uploads/2023/12/38FA5D5D-126E-4B8A-B483-610B0BF8B400.jpeg)
それではセルモーター本体に点検をうつしていくと、このへんが怪しいですね。
というのも、このS21系のハイゼットやサンバーは割とセルモーターの不良がおおい。
本体がダメになってきているのかなと思いましたが、配線をチェック。
すると判明。
![](https://www.team-mho.com/wp-content/uploads/2023/12/1A13730B-2A25-4EEC-9CE3-C3975F80D181.jpeg)
C端子を外してみると緑青がひどい。
しかもこのセルモーターをよくみれば、すでに純正ではないリビルトへ交換されています。
試しにC端子を磨いてみたものの、そもそも今日は症状が出てないのでなんともわかりにくい。
もしかして配線側かなといじっていたら・・・
![](https://www.team-mho.com/wp-content/uploads/2023/12/59CC1738-BD2A-438B-AAA8-51B91F279482.jpeg)
![](https://www.team-mho.com/wp-content/uploads/2023/12/3F2C2615-E55A-41B6-8814-D8DD70EDD8A6.jpeg)
もげました。
どうやらここが接触不良になっていたようですね。断線するのも時間の問題だったようです。
カプラーと配線を修理して作業は終わりです。
![](https://www.team-mho.com/wp-content/uploads/2023/12/BE7EFBBB-91E3-40AA-B52C-699B35CE3D92.jpeg)
やはり融雪剤を巻く地域はセルモーターがすぐにやられてしまいますね。
雪国ならではの故障です。
![](https://www.team-mho.com/wp-content/uploads/2019/10/apple-touch-icon-1.png)
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。