10万km超でオルタネーターに注意!分解したら摩耗限度が近い事が判明

驚きました。最近の車って、オルタネーターの不具合が昔より減ってきて、長寿命化されてきたんだなって勝手に思っていたからです。

先に結果を書くと、20万キロ位平気でもつと、認識されつつあるオルタネーターですが、もたないということが分かりました。

ただ、これは全ての車に当てはまるわけでもないので、参考にしてください。根拠は自分の車のオルタネーターをメンテナンスしてみた結果です。

気になる方は、続きの過程を読んでみてください。

Amazonを見ていたら、自分の車に適合しそうなオルタネーターブラシがあったんです。買ったとしても、多分20万キロ以上持つだろうから、あまり交換する意味がないかなと。

それでも、ここのところ整備でオルタネーターを分解する機会も減ったので、買って交換してみることにしました。

アトレーワゴン S331Gのオルタネーターブラシ交換

今の車というか、今の整備士の殆どがオルタネーターを分解して修理したことがないです。僕も仕事としてオルタネーターをOHしたことは一度もありません。

何故ならば、オルタネーターが壊れたら安価なリビルト部品との交換が今のスタンダードだからです。

とはいえ、OHできれば部品代だけで考えると安いです。工賃がかかってくるからリビルトに交換したほうが効率がいいだけですが。

そして、昔の車って10万キロ弱でオルタネーターがよく壊れました。壊れたというか、ブラシの摩耗が進んだということですね。

現在の車は20万キロとか平気で走れてしまいます。では、実際のオルタネーターブラシはどのような減り方をしているのか?興味があるので交換してみます。

走行距離は126171kmです。20万キロもつとしたら、ブラシの減り具合はまだまだ余裕に残っているはず。

オルタネーターのメンテナンスをするときは必ずバッテリーのマイナスを外しておく事。

B端子とボディでショートするからです。

とりあえず車両からオルタネーターを外さないと駄目です。

オルタネーターを外すのですが、要領の悪い人はベルトを全部外しがちですが、オルタネーターベルトをオルタネーターから外すだけでOKです。

オルタネーターの下を通している長い14mmのボルトを外します。

これでオルタネーターがある程度移動するので、カプラーとB端子につながる10mmを外す。

ここまで外したら物理的にオルタネーターはフリーになっているので、タイヤレバーで下側をこじこじして外してきます。

外れました。ここまでだと、オルタネーター脱着の工賃になります。

オルタネーターブラシの交換

ここからは、オルタネーターを分解します。

と言っても、ブラシを交換するだけならば、ネジ数本を外すだけで済みます。

後ろのカバーのネジ3本外して、B端子の奥を緩めるとカバーが外れてきます。

するとこの状態です。

緑色のものがオルタネーターブラシホルダです。ブラシアッセンブリですね。

ブラシホルダはネジ2本でオルタネーターに固定されているだけです。

簡単に外せます。

12万キロ走行のオルタネーターブラシの残量が・・

僕が買った適合品の新品ブラシホルダASSY。比較してみます。

えっ・・・

オルタネーターブラシって、数字が書いてあるところまで減ると摩耗限度が近いです。

思った以上に減っています。新品と比較すると3分の1以下になってます。

まさかここまで減っているとは思わなかった。

これ、逆算すると15万キロも持つかわからないくらいですね。

スリップリングの段付きもまあまあです。

古いブラシの状況を見ると、この年代のダイハツ車は15万キロも持たない可能性があります。

僕の車は初年度登録が平成22年式です。

12年前の車になりますが、その年代のダイハツ車に乗ってる人は同じオルタネーターを使ってる可能性が高いです。

不要なトラブルを避けたければ、10~15万キロでオルタネーターのメンテナンスをすることをお勧めします。

もちろんエンジンをかけている時間や使用回転域などで個体差が出てくるでしょうが、知っておいて損はないと思います。

戻す時は逆の手順で戻します。古かったバッテリーも一緒にい交換しておきました。

思った以上にオルタネーターブラシが減っていて驚きました。1597円で買ったブラシですが、交換して大正解です。

ベアリングに異音なども出ていなかったので、これでまた使い続けたいと思います。

ちなみにブラシホルダからさらにブラシだけ交換することも可能です。

ハンダで固定されています。

適合するブラシを探すのが大変なので、ホルダASSYで交換するのがおすすめですね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする