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職人型整備士と営業型整備士

本日、下請けの整備工場と飲み会でした。
下請けといっても規模が馬鹿でかい。その下請け工場は整備士が百人位いるマンモス工場です

いろいろな整備士が居たんですが、印象的だったのは
「職人型」

「営業型」
にわかれていたことでした。職人型は自分の技術に誇りを持って、いかにも昔ながらの職人気質な人。
営業型はそれをかなりソフトにした整備士。といったところでしょうか?
職人気質の整備士はやはり年齢を重ねた人が多い。逆に営業型の整備士は年齢が若いことが特徴です。
昔は叩き上げで工具持ちから入り、資格を働きながら取得した。
だからこそ下積みも長く、根性のある奴ばかりだ。みたいな会話になるわけですよ。
今の若い整備士はウンチクが先。経験よりも勉強から入り、学校で資格を取りに行く。
それから就職。ふむふむなるほど両者の言い分はわかりますなあ。と話を聞いていた。
でも現実社会が求めている整備士は営業型の整備士。
お客様ときちんとやりとりが出来ないと駄目になって来ています。そこで意見が対立したわけです。

僕はやはり営業型に属する整備士で、自分の工賃を決められる立場でもないが、
お客様にはやはりお金をあまり頂けない。いつもサービスをして先輩に怒られています。
しかし現在の整備システムの料金には疑問を抱いています。やはり高すぎる。基本がチキン野郎なので

「自分がこの請求書をみたらどうかな…」

などと頭をよぎる。そこで先輩に相談してしまうわけですね。もう少しまけてあげてもいいかなあと。
お金って無限にあるものじゃないし、地方では必需品。
年のおばあちゃんからそんなお金請求できますか?出来ないよ。
そんな葛藤の中組織のやり方にはある程度歩調をあわせないといけないのがつらい。
先輩はああしろという。でも僕も一応は叩き上げ。働きながら資格を取得した人間です。
当然負けず嫌い。いつも見えないプラスアルファを提供することを考えています。
よく職人でも営業でもないニュートラルな奴といわれますがやはり一番はお客様の満足度を考えて尚且つ誰にも負けないサービスを提供していくというのが信念であり目標です。

いろいろ言うより
いろいろ本を読むより
それよりも大事なものを常日頃実践していきたいですね。
逆にそうじゃないと生き残れないよ。今の整備業界は。