タイミングベルト交換は何故高いのか?その理由を画像付きで解説!

今の車にはほぼ使われなくなってきたタイミングベルト。タイミングチェーンを採用しているエンジンが8割くらいになってきたので、タイミングベルト交換という作業も珍しくなりつつあります。

しかし、タイミングベルト交換をすると費用が高額になり、車を代替えするという話もよくあります。

タイミングベルト交換っていったい何がそんなに費用がかかるのか?疑問にお答えします。

10年10万キロ経過したら交換必要なタイミングベルト

まずタイミングベルトが何をしているかを説明します。エンジンはシリンダーブロックとシリンダーヘッドに分かれています。

シリンダーヘッドにはカムシャフト、シリンダーブロックにはクランクシャフトがそれぞれ取り付けられています。クランクシャフトはエンジンの動力を取り出すそのもののシャフト。この回転をカムシャフトに伝えます。

クランクシャフトとカムシャフトをつないでいるのがタイミングベルトやタイミングチェーンです。

クランクシャフト2回に対してカムシャフトは1回転しています。このタイミングを合わせているためタイミングベルトやタイミングチェーンと呼ばれています。

タイミングベルトが切れると何故、エンジンが壊れてしまうのか?

タイミングベルトが切れると、何故エンジンが壊れてしまうのか?写真はシリンダーヘッドです。二つ見えるものがバルブと呼ばれている部品です。空気を吸い込んだり、排気ガスを排出するときの弁がバルブ。

タイミングベルトが切れるとピストンとバルブがぶつかってしまいます。そうするとバルブを交換しないといけなくなるわけです。

この修理が非常に高額になるため、タイミングベルトが切れてしまうのは廃車コースになってしまう。

タイミングベルト交換費用が高額な理由

タイミングベルト交換が高額な修理になる理由は何なのか?

これは2つの理由があります。

・工賃が高いという点

・交換する部品点数が多いという点

工賃が高い理由ですが、ファンベルトの交換を思い描いてください。ファンベルトって、オルタネーターとクランクシャフト、エアコンコンプレッサとクランクシャフトなどそれぞれの補機類とクランクをつないでいるベルトです。

タイミングベルト交換時には、これらファンベルトをすべて取り外す必要があります。さらにそれだけではベルトすら見えてきません。

クランクシャフトプーリーを外してタイミングベルトカバーを外す。こうするとようやくタイミングベルトにたどり着けます。

さらに、タイミングベルトだけを交換するのであればそれほど手間ではない車も、同時にウォーターポンプも交換を推奨されるので、余計に工賃がかさんでくる。

タイミングベルト交換ってクラッチのOHと同じくらい手間のかかる作業です。

タイミングベルトを交換する時、純粋にベルトだけ交換するか?というとそういうわけにもいかない理由があります。

ベルトを回しているアイドラーやテンショナー。さらにはウォーターポンプや各オイルシールなど。タイミングベルトを外して初めて交換ができる部品がたくさんあるのです。

これらの部品も一緒に交換することがほとんどなので、部品代も高くなります。水平対向のEJ20になるとベルトも長いし使われてるテンショナーやアイドラーの数も多い。ウォーターポンプの底にサーモスタットもついていたりして、理想はすべて交換したい。

タイミングベルト交換に付随して交換したい部品がたくさんあるので、部品代がかさみます。

そもそもベルトだけ交換して1000kmも走らないで、アイドラーベアリングから異音が出たなんていうのは最悪です。もう一度ベルトを外さないといけなくなってしまう。

工賃がかさむ部位というのは、ある程度まとまって部品も交換するのが結果的にお得です。

タイミングベルトの交換費用はどの位かかるのか?

タイミングベルトの交換費用ってどの位かかるのか?

複雑な機構なほど高くなる傾向があります。

軽自動車クラスだと3万円ぐらいから。

小型車・普通車など2000ccクラスだと5万円前後位。

水平対向エンジンやV型エンジンなどになると7万円を超えてくることだってあります。ベルトだけ換えるのか?それともウォーターポンプなども一緒に交換するのかで費用は大きく変わります。

自分でタイミングベルトを交換できる人なら、ウォーターポンプを限界まで使うことはOKかもしれませんが、お店に頼むのであれば一緒に交換してしまうほうが経済的です。

タイミングベルトはメンテナンスが高いですが、実はタイミングチェーンよりは安上がりだったりするのです。

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