ダイハツの人気軽自動車「タント」が、まもなく一部改良されるようです。
現在タントの購入を考えている人にとっては、ちょっと気になるタイミングです。
「今のタントを買っても大丈夫?」
「もう少し待ったほうがいい?」
そんな疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。
タントは2003年の登場以来、広い室内空間と使い勝手の良さを武器に人気を集めてきた軽スーパーハイトワゴンです。
現在販売されているのは4代目モデル。
DNGAと呼ばれるダイハツの新しい車両開発思想を採用し、安全装備や快適装備も進化してきました。
そして現在、タントには一部改良の動きが出ています。
整備士目線でタントを見ると、現行モデルはかなり「普通に使いやすい車」だと思います。
軽自動車なのでサイズには制限があります。
ところが、実際に乗ってみると室内はかなり広い。
特に後席を使う家族にとっては、この広さが大きなメリットになります。
子どもを乗せたり、買い物をしたり、高齢者を乗せたり。
軽自動車なのに、日常生活で困りにくいサイズにまとめられています。
しかも現在のタントには、電動パーキングブレーキやオートブレーキホールドなど、少し前なら上級車にしかなかったような装備も用意されています。(ダイハツ)
「軽自動車だから装備が簡素」
という時代ではなくなっています。
では、なぜ今タントを買おうとしている人は少し気にしたほうがいいのでしょうか。
理由は単純です。
モデルが改良されるタイミングだからです。
車を買った直後に、
「新しいモデルが出ました」
となると、ちょっと複雑な気持ちになります。
もちろん、車は必要なときに買うものなので、改良を待てば必ず得をするとは限りません。
納車時期が遅くなったり、値段が変わったり、欲しいグレードやカラーが選べなくなったりする可能性もあります。
だから、
「改良されるから絶対に待つべき」
という話ではありません。
ただ、購入を急いでいないのであれば、情報が出そろうまで待つという選択肢はあります。
ここは整備士として伝えておきたいところです。
車の一部改良と聞くと、
「新しい車になる」
と思う人もいます。
でも、マイナーチェンジや一部改良の場合、車そのものが完全に別物になるわけではありません。
エンジンや基本的な車体構造などは大きく変わらず、安全装備や快適装備、外装、グレード構成などが変更されることがあります。
つまり、現行タントが急に古い車になるわけではありません。
今のタントを購入しても、基本的な性能や使い勝手が大きく劣るということではないです。
ここは誤解しないほうがいいでしょう。
そして、もう一つあります。
モデルチェンジや一部改良の前後では、旧モデルが狙い目になることがあります。
販売店側としても在庫を整理する必要があります。
そのため、条件によっては現行モデルの値引きなどが期待できるケースがあります。
もちろん、実際の条件は販売店や時期によって違います。
ですが、
「新しいほうが絶対に得」
とは限りません。
装備にこだわりがなく、
「できるだけ安くタントを買いたい」
という人なら、現行モデルの在庫車を狙うという考え方もあります。
逆に、
「どうせ買うなら最新の装備がほしい」
という人なら、改良後のモデルを待つほうが満足度は高くなるでしょう。
車を選ぶとき、どうしても新しい装備や燃費、価格ばかり気になります。
でも、整備士としては、
「その車をどう使うのか」
を一番に考えてほしいと思います。
毎日の買い物が中心なのか。
子どもの送迎が多いのか。
高速道路を頻繁に走るのか。
荷物をたくさん積むのか。
雪道を走るのか。
家族を乗せるのか。
同じタントでも、使い方によって満足度は変わります。
例えば街乗り中心なら、タントの広い室内は大きな武器になります。
一方で、高速道路を長距離走ることが多い人なら、軽自動車というカテゴリーそのものを含めて考えたほうがいいでしょう。
「人気車だから買う」
ではなく、
「自分の使い方に合っているから買う」
という選び方をしてほしいです。
結論としては、急いで車が必要なら今のタントを買っても問題ありません。
一方、
「今すぐ必要ではない」
「最新モデルが気になる」
という人なら、改良後の情報を確認してから決めるのがおすすめです。
そして意外と面白いのが、改良後だけではなく、現行モデルの在庫車も比較してみること。
最新型を買うか。
現行型をお得に買うか。
どちらが自分に合っているかを比べてみるといいでしょう。
車は何年も付き合う買い物です。
数万円、数十万円の差だけではなく、装備や使い勝手まで含めて選びたいところです。
タントのような人気車は、改良の前後で購入を検討している人も多いはず。
これから購入を考えている人は、今後発表される変更内容をチェックしておいたほうがよさそうです。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。