タイヤ交換の時一緒に点検したい3つのポイントと便利な道具を紹介

タイヤ交換を自分でする人は減ってきました。タイヤを脱着するという作業はなかなか大変だし危険を伴います。

しかし、ジャッキアップしてタイヤを外す時って、車のいろんな場所を点検できる絶好のチャンスになります。今日はタイヤ交換時に点検できる3つのポイントを紹介します。

ハブのガタつきをチェック

ジャッキアップしてタイヤを浮かせると、まず確認したいのはハブのガタツキなどの点検です。

どのように行うのかというと、ジャッキアップして浮いているタイヤを縦方向にゆすってみます。

縦方向に揺すってみて、コツコツといったガタツキが確認できるとハブべリングにガタが出始めてる可能性があります。これはフロント・リヤともに共通して確認。

続いてフロントのみになりますが、横方向へ揺すってみて、こつんこつんという感触があればタイロッドにガタがある可能性があります。

軽微なガタツキならまだしも、ガッタガタしていたりするとマズイので修理をしないといけません。

タイヤを持ち上げた時点で確認する作業、各部のガタツキチェックです。長いタイヤレバーがあれば各部ボールジョイントのガタツキも点検ができます。

ブレーキの残量をチェック

次に点検する場所。タイヤを外した後に確認したいこと。それはブレーキの残量チェックです。これは重要です。

ただし、あまり車に詳しくない人はフロントのディスクブレーキの残量を点検する程度にしておきます。リヤもディスクブレーキを採用している車なら、4輪ブレーキの残量を点検できるチャンス。

ブレーキパッドの残量を目視してどの程度減っているか。今日タイヤ交換をした僕の車、フロントは3~4mm程度まで減っています。そろそろ交換を考えてもいい時期です。

2mmを切ってきたら即交換しないとまずいです。

ある程度車をいじれる人なら、リヤブレーキも点検します。

ドラムブレーキを分解した経験のある人は、合わせてチェック。

センターロックタイプだと、ハブロックナットの交換が必要になったりするので部品を事前に用意しておかないと駄目です。

ドラムを開けたらせっかくなので、ブレーキシューの清掃・給油もチャンス。ブレーキシューをペーパー掛けして摺動部分にグリスアップ。

ドラムの内側もペーパー掛けします。

ペーパーをかけたらパーツクリーナーで洗い流します。

ホイールシリンダーのダストブーツをめくってみる。ここからブレーキオイルが漏れてきたら、こちらも早急にOHしないといけません。

ドラムとシューの接触部に専用グリスを塗布します。間違ってもブレーキシューのライニング面に塗らないこと。

摺動部にグリスを塗布することで、ドラムブレーキの動きをよくします。

ドラムブレーキの内部の点検は、整備工場でも分解作業にあたります。もし自信がない場合はディスクブレーキの残量点検にとどめておいてください。

各ブーツ類の破れを点検

最後に点検するのは各ゴムブーツの点検です。

タイヤを外すと、いろんなゴムブーツが見えます。これらが破れてグリスが出ていないかを目視点検します。

ドライブシャフトブーツ、タイロッドエンドブーツ、ロアアームボールジョイントブーツなど。

各ブーツが破れてしまうと内部に水が入って錆びが発生します。ボールジョイントがさび付くとガタの原因になるので早めにブーツを交換しないといけません。

タイヤ交換のお勧め道具

最後に僕が長年使っているタイヤ交換時の道具を紹介。

ジャッキはマサダの油圧パンタジャッキを使っています。信頼性抜群です。ちょっと重たいです。

電動インパクトです。コード付きには理由があります。コードレスの場合、頻繁に使う人ならいいんですがバッテリーが劣化します。自分の車しかタイヤ交換をしない人はコードタイプのほうがいい。

5年以上使っていますが、バッテリー切れの心配をする必要はありません。その代わりコードリールを買っておきます。

これでコンセントがあればどこでもインパクトをつかえます。

最後にトルクレンチです。規定トルクでタイヤのネジは締め付ける必要があります。トルクレンチは必ず買っておきましょう。

紹介したアイテムの中で一番重要です。

自分でタイヤ交換をすれば、いろんな部位の点検ができます。安全に作業をして、車の健康状態を合わせてチェックしましょう。

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