三菱のミニキャブバン、雪国だと高確率でセルモーターがダメになる

三菱のミニキャブバンです。

多分、この車のセルモーターを交換したことがある整備の人って多いと思うんです。

この日も業者さんから電話がかかってきました。

「前に車検をやってもらったけど、今日乗ろうとしたらエンジンがかからないから来て欲しい!」

と。

この車はリース車両で、車検時のデータを確認するとバッテリーは新品に交換されていました。お客さん曰くバッテリーが上がっているようだというので、それなりの装備していきました。

バッテリーが最近交換されているのに、バッテリーが上がっているようだ。というのは、いろいろ原因が考えられます。

・ルームランプつけっぱなしなどでバッテリーをあげてしまった

・オルタネーターが不良になっている

・オルタネーターベルトが切れている

・キースイッチが壊れてIGからのスタートができない

・セルモーターが壊れている

などなどです。多分セルモーターかオルタネーターだろうなあと、レッカー車に装備をしていきました。

ミニキャブバンは10万キロ超えたらセルモーターの交換を

現場で症状を確認すると、どうやらセルモーターっぽいです。

診断はキーを回してみての反応を見ます。メーターランプは暗くないし、もしセルモーターがいきているのならカチカチカチカチという音がしてエンジンがかからない。

この場合はバッテリーの可能性が高いです。

が、キーを回してもカチッとも言いません。

キーを回した時、メーターランプが少し暗くなるようなら、セルモーターまで電気が回ろうとしている証拠です。

それなのにセルが回らないということは本体不良の可能性が高い。

軽微な状態なら、キーを捻った状態でセルモーターにハンマーなどの柄でコンコンと衝撃を与えると、回り出すことがあります。

そうすれば間違いなくセルモーター不良と断定できます。

が、今日のこの車は頑固で何をどうしてもセルモーターは回ってくれませんでした。

ダントツに故障率が高いミニキャブのセルモーター

仕出をしている業者さんは、このミニキャブバンとかハイゼットバン、エブリィバンに乗ってることが多いです。

この中でダントツにミニキャブのセルモーターが弱い。

特に、塩カルをまく地方だと10万キロを超えると7割近くの確率でダメになります。

もはや消耗部品と割り切って交換をしてしまうのがいいと思います。

ATだとセルがダメになればエンジンがかけられないのでタチが悪いですから。

工賃は0.6時間なので、5000円前後です。セルモーターもリビルトを用意すれば安く2万円ちょっとで交換が可能です。

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