ブレーキ警告灯

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マルの中にビックリマークがあって、更にカッコで覆っているようなマークの警告灯。これは何でしょうか?

これはブレーキ警告灯です。

警告灯の色は赤色ですので、危険なことを伝えている警告灯です。

ブレーキ警告灯にはいろいろな役割があります。
よく知られているのが、サイドブレーキを引いた時に点灯するということ。

大半のドライバーは、サイドブレーキのランプだと思っている人が多いんじゃないでしょうか?

ですがこの警告灯は、ブレーキの警告灯でもあります。
ではサイドブレーキを引いてもいないのにこの警告灯が点灯したらどのようなことが起こっているのか?

ブレーキに異常が起こっているということです。

具体的にブレーキ警告灯が点灯する条件というものを挙げてみると

①サイドブレーキを引いた時

②ブレーキフルードが規定量を下回った時

大きくわけてこの2つに大別されます。サイドブレーキを引いた時に、ブレーキ警告灯が点灯するのは
サイドブレーキのレバーの根元にスイッチがついていて、レバーを引くとスイッチがONになると簡単に考えて
ください。つまり、サイドブレーキの戻し忘れをドライバーに知らせています。

それでは②のブレーキフルードが規定量を下回った時というのはどういうことかというと、

ブレーキパッドの残量が減っているとき、もしくはブレーキフルードが漏れている時であるということです。

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ブレーキパッドが完全に減ってしまった状態

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ブレーキフルードのタンク。通常はMAXとMINの間にフルードがあります

ブレーキパッドが減ってくると、ブレーキフルードのタンクの中は、減ったパッドの分をブレーキキャリパーの
ピストンが外側へ飛び出てきます。そのピストンが飛び出た分の体積がブレーキフルードのタンクから
ブレーキフルードを流し込んでいるわけです。つまり、ブレーキパッドが減っているので注意してください。
ということを伝えています。

そしてもう一つはブレーキフルードが物理的に漏れていてタンクの中が減っているとき。

これはブレーキフルードがなくなってしまうとブレーキが効かなくなるために量をモニターしているのです。
ブレーキラインにエアが混入するとブレーキが効かなくなります。
それを防ぐためでもあるということです。

~対策~

ブレーキ警告灯が点灯したら、まずはサイドブレーキの戻し忘れなどがないかを確認してください。
サイドブレーキはきちんと戻っているということなら、整備工場まで慎重に運転して点検してもらいましょう。

ブレーキフルードは自然になくなるものではないので、漏れているのかそれともブレーキパッドが減っているかの
どちらかが車に起こっています。

どちらにせよ、しばらくしたらブレーキが効かなくなる可能性が大なので、すぐに整備工場へ入れて
ブレーキを点検してもらってください

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