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ブッシュの交換を考える

time 2014/11/11

ブッシュの交換を考える

車雑誌などを読んでいると、

「ブッシュ交換はテキメンに効果がある!」

といった、コメントが載っていることがあります。僕も整備士になる前などは、ブッシュって部品代も安いし交換してみようかなとよく考えたりしたんです。そして実際に自動車整備士になって、フルブッシュの交換を依頼されたら

「まじかよっ!?」

というリアクションをとってしまうでしょう。それだけブッシュの交換というのは大変なんです。何が大変なのかというと、圧入されているブッシュの交換。これはかなり力技が必要になってきます。ブッシュを圧入してあるアーム等は、プレスにセットするのも大変です。治具がないと固定すらうまく出来ないですからね。

それではいろいろなブッシュをさっと紹介

bush-change1

これは有名なスタビライザーブッシュです。ここはよく減ってガタ付きが出やすい部分

bush-change2

こんな感じでスタビライザーを挟み込んでサスペンションのメンバーに固定されます。

bush-change3

続いてシャックルブッシュ。リーフスプリングの間接部分に取り付けられています

bush-change4

このようにリーフスプリングのブッシュはスプリングとボディをつなげられています。

bush-change5

この長いボルトを通しているのがロアアームのブッシュです。このブッシュは圧入されているので交換するとなると大変です。大体はブッシュでの部品は出ないので強化パーツで組み込むことになりますね。

この手のブッシュはアーム類を取り外してプレスにかけて・・という作業になってくるのでとても大変です。圧入されているブッシュを交換するのは大変。

bush-change6

センターアームブッシュ。昔の軽トラックや軽のバンなどによく使われています。ステアリングラックを取り付けるのが難しいレイアウトの車種などに使われています。ハンドルからリンクロッドを介してこのセンターアームに接続されます。そしてこのセンターアームから左右のタイロッドへと動きをつなげる。

このセンターアームブッシュが減ってくると、ハンドルがガタガタになります。まともに曲がらなくなるのです。

こんなようにブッシュといえどもいろいろと種類がちがいます。ですが役割は似ていてやはり衝撃をうまく吸収して動きを伝えるといった感じでしょう。ブッシュは使ってくるとすり減ってへたってきます。そうするとガタが出たり異音がでたりするんです。

ちなみにブッシュを取り付けるときは1Gを加えて締め付けるということがよく書いてあります。これは、車両が設置状態でブッシュを締め付けないとねじれてしまうからです。ブッシュと言えど交換には力技とテクニックが必要になってくるのです。

部品代は確かに安いですが、工賃は結構かかるブッシュの交換についてでした。

 

 

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現役2級整備士・検査員で、現場でひたすらもがいて仕事しています。

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