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2万キロ以上オイル交換をしなかったエンジン内部

time 2014/10/07

2万キロ以上オイル交換をしなかったエンジン内部

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自動車の基本中の基本のメンテナンスっていうと、誰もが思い浮かぶのが

「エンジンオイル交換」

だと思います。通称オイル交換と呼ばれるもので、自動車学校でもオイル交換をしないといけないということは知識として教えてもらったのを覚えています。

エンジンオイルの交換は、現在では昔と比べてかなりロングスパンになりました。一昔前であれば、走行3000kmごとに交換したほうがいい。などといわれてきました。実際に車好きな人は未だに3000kmごとにエンジンオイルを交換しているんじゃないでしょうか?

ただ、自動車メーカーのメンテナンスノートを見てみると、走行10000km又は1年ごとといった記載も珍しくなくなってきた。特に外国車なんかはエンジンオイルをセンサーでモニターしています。エンジンオイルが劣化してきたらインジケーターランプを点灯させて、オーナーに交換を促すというものが多くなりました。

では、実際のところ走行1万キロとかでエンジンオイルを交換するということは大丈夫なのか?これは、大丈夫だといえます。ただ、走行1万キロ又は1年という記載があれば、1万キロに見たない場合でも1年経過したら交換してくださいという意味になります。オイルは一度熱を加えると劣化していく傾向にありますので走行距離と時間で管理していかないといけません。

ある程度の走行距離を走ってくるとオイル添加剤を使うのもおすすめです。

各オイルシールの硬化を和らげてオイル漏れを防いだり、エンジンのPCVバルブなどをクリーンにしてオイル消費を減らしたりする添加剤です。

 

自動車整備をしていると、エンジンからのオイル漏れ修理をすることがあります。そのときはエンジンのヘッドカバーを開いてパッキンを交換したりするのですが、これはヤバいなと思ったエンジンの内部画像を写真に収めてきたので紹介します。

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下に見える黒いのがエンジンのヘッドカバーと呼ばれるものです。ひっくり返してあるので、エンジンの中のスラッジが堆積しているのがわかります。このエンジンはおよそ2年2万キロにわたりエンジンオイルを交換しないでいたエンジンでした。

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さすがにここまでスラッジが堆積していればエンジンはぶっ壊れるだろうと思いますが、メカニカルノイズは大きくなっていましたがエンジン自体は問題なく動いていました。

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昔、エンジンオイルをほとんど交換してこなかった車が車検に入ってオイル交換をしたことがあります。そうしたら、白煙がモウモウと立ちこめてクレームを受けてしまったことがあるんです。それはエンジン自体がすり減っていて、オイル下がりやオイル上がりが発生してしまったということ。そこに入ってなかったオイルを入れた訳だから燃えまくっちゃったということです。

これらの画像を見れば、1万キロでオイル交換はちょっとなぁ‥と思ってしまいますよね。

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この車両は結局オイルが漏れて漏れて仕方がなかったので、シリンダーヘッドを取り外してOHすることになりました。どうですか?同じエンジンです。スラッジをできる限り洗浄して組み付けたものですが、通常はこうなっているはずなんですよ。それがスラッジで真っ黒になってしまったわけです。

昔に比べてエンジンオイルの寿命が超寿命化されたのは間違いありません。ですが、最低でも5000kmくらいに1度交換していれば問題はないかなと。1年に5000kmも走らないという人であれば、1年に1度交換すること。

ターボ車はすこしでもスラッジが堆積すると、ターボの油路が詰まって焼き付いてしまうので3000km〜5000kmに1度は交換することをお勧めします。

2年と2万キロエンジンオイルを交換していないエンジン内部でした。

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現役2級整備士・検査員で、現場でひたすらもがいて仕事しています。

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