トヨタのプリウスです。まだ新しいのに、どうもクーラントが漏れているということで入庫してきました。
保証が切れるこのタイミングで、クーラント漏れか・・・。なんとも微妙なところだなと思いながら車両を確認しました。
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そもそも50系プリウスでクーラント漏れっていうのは、未だかつて遭遇して事すらありません。
一体どこから漏れているのか?
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それがエンジンルームやラジエター、ホース類などから漏れたような形跡はありませんでした。
しかししばらくアイドリングさせていると、確かに地面にクーラントの漏れた痕跡が出てきました。
一体どこからクーラントが漏れてきたのか?
50系プリウスに保証延長が出ているフロントパイプ
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くわしく漏れどころを追っていくと、どうやらマフラーからクーラントが漏れているようでした。
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なんでこんなところからクーラントが?と疑問に思いましたが、50系プリウスはマフラーにクーラントを通しています。
それはヒーターの効きを向上する目的で、排気熱を利用しています。冷間時の冷却水温度の上昇を促進させているんです。
ただでさえハイブリッドカーってエンジンをかけたり止めたりを繰り返しています。エンジンがなかなか暖まらないので、マフラーの熱をヒーターに利用しているわけです。
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こうなったらフロントパイプを交換することになります。
保証延長がでていて、5年または10万キロから9年、走行距離問わずと保証を延長しているのです。
排気熱回収システム※の熱交換器において、長時間のアイドリングや暖気途中状態での多頻度走行を行うと、冷間時に排気ガスを通す熱交換器への熱応力の繰り返しにより、冷却水通路部に亀裂が発生して、冷却水が排気管内に漏れて減少し、暖房が効きにくくなったり、高水温警告灯が点灯する場合があります。
トヨタHPより引用
50系プリウスでクーラントが減ったり、水温の高水温警告灯が点灯した場合、マフラーが疑わしいので確認して下さい。
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9年経過すると無償で修理を受けられなくなりますからね。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。