車を買い換えたら、「エアコンが効かない気がする」という相談

夏が近づくと急増する修理依頼。

「エアコン修理」

車の異音や不調よりも、自分自身が不快な気持ちになる部類なのでもう頻繁に相談の電話が入ります。最近の夏は相当暑いので、確かにエアコンがない車だと厳しくなってきました。

エアコン修理にも手順がいろいろありますが、なかなか多いのが

「エアコンの効きが弱い気がする」

という相談です。特に車を買い換えたりすると、そう感じる人が多いのか相談が多いです。

エアコンって車種によって大きく性能が違います。

いわゆるキンキンに冷える車もあれば、そうでない車もあります。前に乗っていた車がエアコンの性能が非常によく効く車で、乗り換えた車がそうでもない場合、こういった錯覚に陥りやすい。

今日も車検で預かった車が

「エアコンの効きが弱い気がする」

という相談を受けて点検しましたが、特に異常はありませんでした。体感的に前に乗っていた車とは効きが根本的に違うという事です。

エアコン修理も本当にいろいろなケースが存在します。

そもそもエアコンが効かないと言うけれど、本当に聞いていないのか?ごくたまにあるのが、エアコンのスイッチをONにしていない人。笑えないけど本当にごくたまにいます。

これと似ているのが、エアコンスイッチをONにしているつもりでONになってない場合。これはエアコンスイッチのパイロットランプが切れちゃって、自分ではONとOFFの区別がつかなかった場合など。

他にはエアコンが効かないと預かってみると、ブロアモーターが回っていないだけの場合もあります。スイッチを入れても風が全くでない場合ですね。

そして効きが弱いという場合で、内気循環になってない場合もよくあります。外気温が暑い日のエアコンは内気循環モードにしないと当然効きが弱いです。

こうやって症状を絞っていけば、純粋にエアコンが故障しているというのは10件受ける内6、7件くらいですね。あとはエアコンではない操作的な原因が多いです。

エアコンの点検もガスリークを検知できなくて、目視で漏れている場所が不明な場合はやはり一度蛍光剤を入れて、様子を見てもらう方向になります。

一発でエアコンのここがダメです!と断定できるかというと、そうでもない。自動車メーカーには最初から蛍光剤を封入しておいて欲しいよなと思います。今は蛍光剤を最初から封入してくれているメーカーもありますけど。

エアコンの効きが弱い車って、確かに厳しい環境になってきましたよね。毎年相当暑くなりますからね。夏は。

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