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ブレーキオイルの劣化と色

定期交換部品ってあるでしょう?

それが部品ではなくても、オイル類だったり
クーラントだったりと。

で、今回はブレーキオイルの話なんですけどね、

まずはコレを見てください


こげ茶色

毎年2年ごとに定期的に交換していれば、
ここまでは茶色くならないはずですね。

まぁブレーキオイルは2人で交換するか、きちんとしたツールがないと
なかなか一人ではできない作業なので、サボりがちですよね。

でもブレーキオイルというものは、ほとんどが循環されないで使われています。

ブレーキはパスカルの法則で油圧を保っているんですが、

一番過酷なのは、ブレーキキャリパーやブレーキドラムのシリンダーの中の
フルード。

当然ここは熱がこもります。
それなのにずっと使われていくために、どんどん劣化していきます。

ブレーキオイルは水に溶けてしまう性質がありますので、
空気中の水分もすってしまいます。

そうなると沸点が下がってしまって、ベーパーロックが起こりやすくなるので、
ブレーキフルードを交換していない車で山道を走るのは危険なのです。

特に峠道の多い地域に住んでいる人は確実に
ブレーキオイルを交換してね。


しかもよくよく見ると、

ブレーキフルードの色が2層に分かれているでしょう?

これは後から新油を足したためですね。

新しいフルードは、色が透明です。
劣化したブレーキフルードとはなかなか混ざり合わないために

こんな断層チックなりザーバータンクになっているのです。

フルードを安易に足してしまうと、ブレーキの警告灯が
点灯しなくなって、

ブレーキパッドの残りがわからなくなるので危険ですよ。

ブレーキフルードの量は、ブレーキパッドを新品に換えたときに
規定の位置にあわせましょう。

このブリーダーがあれば1人でも簡単にブレーキオイルの交換ができますよ。