雪国の車検整備では、キャリパーブラケットの交換も頻繁

車にとって一番の大敵っていうのは錆なんだと思います。バンパーなんかの樹脂製パーツは問題ないけど、車って構成部品の多くが金属です。

雪が降る地域だと融雪剤として塩カルを撒きます。それが車の錆を加速させる。

塩害っていうのは百害あって一理なしで、その影響はブレーキにまで及んできます。

ブレーキ周りが錆びてくると、引きずったり、固着したり。

ローターとの接触面が錆び過ぎていれば制動力も落ちます。

ブレーキのオーバーホール頻度は、塩害がすごい地域の方が高いです。

その中でもスライドピンの固着が厄介で、必要に応じてブラケットも交換しないといけなくなります。

ブレーキキャリパーブラケットっていうのは、キャリパーとナックルを接続する部分にあたり、その内部をスライドピンによってキャリパーが動きます。

スライドピンが固着するとブレーキが甘くなったり、インナーとアウターのパッドの減り方が偏ったりします。

雪がさほど降らない地域なら、こんな部品はなかなか交換しません。

車にとって塩害っていうのは、相当過酷な状況になっています。

特にスキーやスノーボードなどに行った後、下回りを洗浄した方がいいっていうのは、塩カルを落とすためですね。

新車時に強力なノックスドールを塗布しておけば、錆はかなり抑えることが可能です。

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