キューブ 走行時ゴゴゴ音 リヤハブASSY交換 BNZ11

日産 キューブ
型式 BNZ11

リヤハブASSYを交換したのでレポートします


キューブ BNZ11
リヤハブASSY交換

交換に至った理由は、ベアリングから異音が発生していたから。
ハブを外して、部品を注文してから発覚しましたが、このキューブにはハブベアリングの部品設定がないらしい。

つまりハブASSYでの交換になるそうです。あらら

この車両は、4WDです。リヤタイヤはモーターで回すタイプの簡易4WD。


とりあえずタイヤを外します。


ドラムも外します。

最初はハブベアリングだけで交換しようと思っていたので、
ハブのセンターナットの割ピンを外してハブを外しにかかっています。


センターナットは27mm


スライディングハンマーでガンガンとハブを抜く


あれ?ハブにベアリングのインナーレースが残ってこない


車両側にもない。と、この時点で部品屋からハブASSYでしか部品設定がないことをしらされます。


15200円が部品代


仕方がないので、ASSY交換に移ります。なのでハブASSYで交換するときは
前のスライディングハンマーでハブをぬく作業は必要ありません。センターナットを外すだけでOK。

ドライブシャフト側から見て、バックプレートとハブASSYは裏側で14mmのナット4本で固定されています。

それを外す


ネジを外したら、次にABSの車輪速センサーのカプラーを外します。
1で鉄のステーをマイナスドライバーでちょっと広げて
2でカプラーを上へ引っこ抜く。

これで実質上、ハブはフリーになっています


また外側からみた図で、ハブは外側へ抜けてきます。固着しているので、
マイナスドライバーなどでハブとバックプレートの間をこじったりしましょう


するとこのように抜けてきます。

あまり無理にやらないように。ブレーキのパイプロッドケーブルなどがホイールシリンダーにつながったままですから、
曲がっちゃう可能性があります。

バックプレートも車両からほぼフリーの状態になっているので、バックプレートの位置を動かさないように
ハブをひっぺがします


これが新品。15200円


ボルトオンです。楽チン


裏からボルト4本で固定。


ABSのセンサーのカプラーをつける


あとはセンターナットを規定トルクで締めて、割ピンをつける
トルクは忘れちゃったので、外す前に、センターナットとドライブシャフトの位置にマーキングしておいてその場所まで同じように締め付けるという方法でも大体同じトルクになります。

ご指摘ありましたので、サービスデータを開いてみました。記事のキューブは年式の詳しい記録が残っていないので、どちらか定かではありません。

参考までに後輪のドライブシャフトナット締め付けトルクは

2004年12月までの車両は211 Nm

2005年1月以降の車両は125 Nm

となっていました。ご自身で整備なさる場合は、確認のためにディーラー等に年式で問い合わせてください。


ドラムをつけて、タイヤをつければ終わり。

キューブ BNZ11のリヤハブASSY交換でした。

工賃も15000円近いので、大体3万円くらいの整備になります。

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コメント

  1. ブルー より:

    拝見させて、頂きました。
    貴重な情報ですね。
    assy交換後にセンターナットを締め付ける工程で、
    ドライブシャフトのマーキング位置についてですが、
    新しいハブの厚みが全く同じとは言えないので(製造時誤差)
    センターナットの締め代が変わるのでマーキングは当てにならないと思います。
    足回りと言う重要な部分ですから、推奨トルクでお願いします。

  2. MHO より:

    申し訳ございません。おっしゃる通りです。記事を訂正してサービスデータの数値を記載しておきました。これからも宜しくお願いします。

  3. Jean-luc より:

    整備士さんてほんとにすごいですね? やりがいのある仕事頑張ってください!

  4. MHO より:

    規定トルクはきちんと守らないといけませんからね