最近のエンジン不調で多いEGRとは何か?どうして壊れるのか?

10年前くらい前って、そもそもこんな部品を交換することはほぼありませんでした。

その位、レアな故障だったと言えます。

このEGRと書いてあるバルブ、ここの所故障が増えてきています。

これはE12のEGRですが、プリウスなどでもよく壊れる事で有名です。

EGRはエキゾースト・ガス・リサキュレーションの頭文字をとったもので、排気ガス再循環装置です。

今日はこのEGRについて考えてみます。

EGRは、多くの車に採用されています。何の目的で取り付けられているのか?

エンジンの排気ガスを再びエンジンに取り入れることで得られる効果は何か?燃焼温度を低下させることができるので、NOxを低減させることができます。

さらに、吸気に排気ガスを取り入れると、酸素の濃度が低下します。その為、必要な酸素を確保するためにスロットルを大きく開かないといけません。

これにより、いわゆるポンプ損失も軽減されます。

もちろんディーゼルでもEGRバルブは存在します。

EGRの量は、ECUによって制御されています。もちろん酸素が不足すればエンジンが不完全燃焼に陥ってしまいます。

EGRっていう装置は、旨く使えばメリットもあるけど、制御がうまくいかないとエンジン不調に陥ってしまうものなんです。

EGRが壊れる理由は?

ではどうして最近EGRの故障が増えているのか?

こちらをご覧ください。

これはエンジンが不調になったプリウスのEGRです。

バルブが固着して動かなくなっていました。

理由はこちらです。

どうでしょう?煤がたまっていますね。

こちらもびっしりとたまっています。

エンジンの燃焼温度が上がらずに、煤が堆積しています。

特にハイブリッドカーなどは、アイドリングストップを頻繁に行うため、燃焼温度がなかなか上がらない。

エンジンが完全燃焼しないまま走行を追えてしまう事もしばしばあります。

つまり、エンジンを回すことがないから。連続して負荷を与えるような走行をたまにはしてあげたほうがいいんです。

ストップアンドゴーが多い日本の道路事情で、アイドリングストップ。従来のエンジンよりも状況がシビアなのは目に見えて明らかです。

低燃費を追求した結果、このような弊害が生まれてきたと。

燃料添加剤である程度は緩和できる

EGRを良好に保つには、たまにはエンジンを全開に回してあげるということ。

そして、ある程度連続して負荷を与え続けること。この辺りがポイントになります。

PEA配合されている燃料添加剤をいれるのもいいです。

そもそもエンジンにカーボンやスラッジをため込まなければ、エキゾーストからスラッジや煤は出て行かないですから。

煤をため込まないようにするという事が必要です。

今のエンジンにはある種燃料添加剤が必要だねっていうことですね。

EGR、バルブだけ交換しても通路を清掃しないとまた詰まりますので注意してください。

YouTubeもやっています。毎週金曜日の20時に更新してるので

MHOちゃんねる

チャンネル登録お願いします

カーボン、スラッジの除去はフューエルワンがお勧めです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする