エンジンを回さない人ほどエンジン不調になりやすい罠。燃料添加剤の重要性も考える

信号待ちでエンジンが止まってしまう。アイドリングが不安定になる。こういったトラブルがよく発生して修理依頼をいただきます。

アイドリングでエンジンが不調になる原因は2つに大別できます。1つは点火系統の故障。もう1つは吸気系統の故障。

実は、エンジン回転をあまり上げない人、いわゆるエンジンを回さない人の車ってこの手のトラブルが発生しやすくなります。最初の点火系統のトラブル。こちらは、ちゃんとメンテナンスをしていればある程度回避ができます。

一番はスパークプラグの管理です。

プラグの摩耗限度を超えて使い続けると、失火が始まります。

プラグの電極部のギャップも摩耗すると広くなります。電極が広くなるとスパークさせるには通常以上の電気が必要になります。

正常なプラグだったら10の電気がそのままスパークされるのに対し、摩耗しているプラグだと10の電気をスパークさせるのには12の電気が必要になる。こんなイメージです。

この状態になると今度はイグニッションコイルやECUにも負担がかかって壊れてしまうことがあります。

1本1500円くらいのプラグ交換をケチっていると、1万円ちかくするイグニッションコイルもだめになり、最悪5万円オーバーのECUもパンクする。

定期的なプラグ管理と交換をすればこのトラブルは防げます。

たまにイグニッションコイルが寿命を迎えて失火することもありますが、コイルだって10万キロくらい使ったら全数交換すればトラブルは防げます。

問題は吸気系統のエンジン不調です。

エンジンを回さないとカーボンが溜まり不調になる

排気量の大きな車だと、使用するエンジン回転数が低くなりがちです。パワーのない軽自動車だとアクセルをべた踏みしないと坂道が上がらないのに対し、大排気量の車だと普通に2000回転くらいでもスイスイ走れてしまう。

エンジン回転数を上げる必要がないからですね。でも、エンジンって回してあげないと弊害が生まれてきます。

それがカーボンの堆積。エンジン回転を上げて使うことによって、燃焼室内の温度も上がります。するとある程度のカーボンを焼き切ってくれる。

使用しているエンジン回転域が低いと、燃焼室内の温度が上がらないのでカーボンがどんどん溜まっていく。

カーボンが溜まると空気の流入がうまくいかなくなる。これがエンジン不調を招きます。吸気バルブにカーボンが溜まり、次第にスロットルバルブにも溜まっていく。さらにはISCなどにも蓄積して空気が入らなくなりアイドリング不調に陥っていきます。

エンジンを回さないなら燃料添加剤も有効

あまりエンジンを回さない人に有効なのが燃料添加剤。燃料添加剤って、燃料タンクに入れることでポンプからインジェクターへ流れていきます。

まずインジェクターを奇麗に掃除してくれて、吸気バルブも少しずつカーボンを落としてくれる。今売られているハイオクには洗浄剤が含まれていて、ハイオクを入れ続けることで燃焼室のカーボンを奇麗にしてくれる。

でも車の大半はレギュラーですからね。では、たまには燃料添加剤を入れましょうと。

燃料添加剤が効くのは燃料ラインから燃焼室までです。燃料ラインの清掃からインジェクターの洗浄。最後に吸気バルブや燃焼室のカーボンを落とす。

空気を取り入れるスロットルバルブやISCなどはきれいになりません。

このスロットルバルブやISCなどは清掃できる車種とそうでない車種に分かれてきます。清掃できるタイプはクリーナーを使って清掃してあげることで、吸入空気量を確保できるようになるので効果的です。

たまにはエンジンを高回転までキープして回してあげることで、エンジンの汚れを落としてあげるということが必要です。

これはディーゼルエンジンも同様です。

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