ロータリー搭載のRX-7はSGクラスの10W-30が5000km又は6ヶ月でオイル交換推奨だった

国産車の9.9割以上がレシプロエンジンを積んでいます。ピストンとクランクシャフト、コンロッドで上下運動をすることで動力を発生。

これに対して、0.1割は違うエンジンを積んでいます。マツダが唯一実用化して搭載していたのがロータリーエンジンです。僕もロータリーエンジン搭載車のRX-7に乗っていました。

あの頃は、車に詳しくなかったのでどんなオイルが指定だったとか全く気にしていませんでした。

久しぶりにFD3Sに遭遇したので改めて確認してみました。

ロータリーエンジンっていうのはどちらかというと2サイクルエンジンにも構造が似ています。

レシプロがピストンの上下運動に対して、ロータリーはローターの回転運動をそのまま出力しています。

ロータリーエンジンに乗ったことがある人はわかると思いますが、エンジンを回した時のスムーズさがレシプロとは全く違います。

ロータリーエンジンは、実はエンジンオイルを少しずつですが燃焼室へ取り込んで潤滑させているので、オイルも消費する仕組みです。

FD3Sのコーションラベルは

このFDは1型です。FD3Sの初期モデルになります。

指定オイルはSFの10W-30。SGの10W-30。SE相当の10W-40と書いてあります。

ロータリーエンジンだからと言って、特別なオイルをつかってるわけではなく、4サイクルのガソリンエンジンと同じものを使っているのがわかります。

RX-7に乗っていたころ実践していたオイル交換

このエンジンを見るだけでも懐かしさが全開です。

FD3Sには整備の入り口を学びました。エンジン、ミッション、デフオイルの交換。ブレーキフルードの交換やプラグの交換などまで自分で行っていました。

燃費がリッター4km台で懐直撃でしたが、毎日のように走り回っていたのですぐにオイル交換の時期がきました。

走行距離も9万キロオーバーだったので、オイル管理だけはしっかりやっていました。

最初に入れたのはRE雨宮製のエンジンオイルです。このオイルは5リットルパッケージ。なんでかというと、次回のオイル交換までにオイルが燃えて補充が必要になります。

その分をふまえて5リットルパッケージでよくできていました。

オイル交換時にはいつもオイルフィルターも同時交換をしていました。

さらには、オイルを入れる前に安いエンジンオイルを買ってきてフラッシングをしてから、本チャンのオイルを入れていました。

交換時期は2500km~3000km位を目途に行っていました。

選定するオイルは100%化学合成油のもので、いろんなメーカーのものをチョイスして試しました。同じオイルを入れ続けるのもいいんですが、オイルを換えることでフィーリングが変わることがとても楽しかったです。

当時の車には最新のエンジンオイルを使うべきかどうか?

25年近く前の車に、最新のエンジンオイルを入れたらどうなのか?

旧車のポルシェには当時のオイルを現代風にアレンジした、専用オイルが存在します。昔の車はエンジン内部のクリアランスが違います。

0W-8が今では一番の低粘度オイルになっていますが、この手のオイルは昔の車には当然つかえません。

最低でもグレードと粘度を適合させないといけません。

しかし単純に最新のオイルを入れるのも副作用が起きる可能性もあります。特にロータリーエンジンなどは、それぞれ専用に配合されたオイルがアフターパーツメーカーから出ているので、それらを入れたほうがいいと思います。

エンジンオイルで随分と車は変わるので、楽しいです。

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