最近の車はそのほとんどがコンピューター制御されています。
エンジンの制御はもちろんの事、高級車であったら室内のシートポジションの設定からナビの設定まで。
この手の設定ですが、困るのがバッテリーを上げてしまったり、バッテリー交換時にバックアップしておかないとメモリーがクリアされてしまう事。
エンジンであっても、バッテリーを交換したら調子が悪くなったというケースもあります。学習をさせないといけなくなるなど。
バッテリー交換にはいろいろと気を使わないといけないわけです。
こんなものを買ってみました。
カーメイトのメモリーキーパーというものです。
簡単に説明すると、故障診断機をつなぐOBDカプラに繋げて、バッテリー交換時のバックアップをしてくれるもの。
結構シンプルなアイテムで、このようになっています。
OBDが搭載されてもう20年以上経過しています。今の車には必ずついているので、そこからこの機器をつなげてバッテリー交換時にバックアップすることができます。
目次
カーメイトのメモリーキーパーとは
中に単四電池を6本入れて使います。
他のメーカーからも似たような商品が出ています。何でこの商品を買ったのか?
理由は2つです。
・OBDカプラに繋げられる
・乾電池式である
他の商品で、バッテリー端子にワニ口で繋げてバックアップするものがありました。あれは作業中に外れる可能性が高いし、作業の邪魔になります。
なので除外しました。そしてこの手の商品で、内蔵モバイルバッテリーでバックアップするものもありましたが、内蔵の電池が劣化したら使えなくなると思いやめました。
電池式なら、長く使う事ができます。
手持ちの電池がバラバラでしたが、作動してくれたので試してみます。
電池を入れるとこのようにインジケーターが光ります。
スタンバイ状態です。
OBD端子に接続してバックアップ開始
使い方は簡単。メモリーキーパーに電池を入れて、スタンバイ状態になったらOBDカプラにつなぎます。
すると、バッテリーにつながりましたという真ん中のインジケーターも光ります。
この状態で、3分ほど放置したあとに作業を開始します。
バッテリーのマイナスを外すとバックアップに切り替わる。
メモリーキーパーをつないだ状態で、バッテリーのマイナス端子を外すとバックアップに切り替わります。
バッテリーのインジケーターから、バックアップモードのインジケーターに切り替わってるのが分かります。
あとは乾電池の電池が空っぽになる前に作業を終わらせること。
実際に使ってみて、不満な点はあるかと聞かれれば何もありませんでした。
作業の邪魔にもならないし、何しろこの商品は安い。
乾電池でバックアップを取るため、長く使うこともできます。今の車ってバッテリー交換がやりにくい車が山ほどあるので、複数台家に車がある人は持っていて損はないと思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。