新型N-WGNの詳しいスペックを掘り下げて解説!メンテナンスの基準などはどうなの?

ホンダより発売された新型のN-WGN。電動パーキングブレーキの問題などで生産が一部停止しています。中身はすごくよくできている車なので、あまり表に出てこないメンテナンス部分などを紹介してみます。

N-WGNに採用されているエアコンはHFO1234yf

これからのスタンダードになってくるからなのか、認知度が低いです。

N-WGNに採用されているエアコンはHFO123yfです。これは従来型のエアコンガスとは異なったガスを使っています。

新型クラウンに採用されているエアコンガスはHFO1234yf

このガスが登場したのはトヨタのクラウンからです。今ではダイハツのタントにも採用されています。従来型のガスとの違いはなにか?まずは単価が違います。

ガスの値段が非常に高いです。そして、冷媒としての機能は従来型よりも劣る。じゃあなんで採用したのかというと、これはもう環境のことを考えてということです。

今の車は昔とは違うエアコンガスが採用されています。N-WGNも例外ではありません。故障した時が高いんですよね。

N-WGNのエンジンはどのようなエンジンか?

搭載されるエンジンはS07Bです。

中身をざっと紹介すると、インテークバルブはバルブクリアランスが取れるアジャストスクリュ式です。エキゾースト側は油圧タペットを使っています。

エキゾーストバルブは鏡面加工化を施され、耐ノック性を高められています。

油圧で可変バルブタイミング機構を持たせ、さらにインテーク側のカムシャフトは可変バルブリフト機能であるVTECも採用しています。

使われているプラグのネジ山がM10と小径タイプです。M10というネジ山は今までのプラグより細いです。締め付けトルクを誤ると折れる可能性もあるので注意が必要です。

スズキのエンジンにも細いネジ山タイプのプラグが採用されています。こちらもこれからのトレンドになりつつありますね。

ターボは電動ウエストゲートを採用しています。

ちなみに搭載されるCVTにはオイルレベルゲージがありません。

N-WGNの各油脂交換サイクルは?

続いてN-WGNの各油種類の交換サイクルを見ていきます。

・エンジンオイル NAモデル・・1年、1万キロ(シビアコンディションはそれぞれ半分)

・エンジンオイル ターボモデル・・・半年、5000kmごと

・オイルフィルター それぞれオイル交換2回に1回

・スーパークーラント 11年20万キロ(シビアコンディションは6年12万キロ)

・CVTフルード 初回8万キロ 以降6万キロごと(シビアコンディションは4万キロ)

・デフオイル 6万キロごと

・トランスファオイル 初回8万キロ 以降6万キロごと(シビアコンディションは4万キロ)

・ブレーキフルード 初回3年 以降2年ごと

油脂関係はこのようになっています。無交換でもいいといわれているCVTフルードにもちゃんと交換距離が明記されています。

気をつけましょうね。

N-WGNの他部品交換時期は?

その他構成部品はどうなのか?

ブレーキのローターやパッドなどは使用限度の摩耗を超えたら交換ですね。単純に使って減ってくれば交換。錆びてたら交換。

ブレーキシューも同じことが言えます。

エアクリーナーは5万キロ(シビアコンディションは25000km)

そしてちょっと興味深かったのがスパークプラグです。

走行距離7万キロで交換とされています。7万キロってまた微妙な距離ですよね?うーん微妙。

NAとターボでプラグの品番が違います。両方ともにイリジウムプラグではあります。NAの品番がDILMAR7A11S。ターボの品番がILMAR8D8S。うーんこれは実際に見てみたいプラグですね。

車がいくら新しくなったからと言って、メンテナンスはちゃんとしないといけません。早くN-WGNの生産が開始されることを願っています。

個性的なスタイルですよね。

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