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定期的な増し締めが必要

time 2015/01/29

定期的な増し締めが必要

増し締めの重要性。今回は地味な話題で行きましょう。
でもこの文章を読み終わる頃にはあなたの気持ちも変っている!!
増し締めとは何ぞや?単に、締め加えるといった作業でございます。
その増し締めの一体どこが重要なのか?
一つずつ説明していきたいと思います。

まずはエンジンのヘッドカバーのネジ。
これは信じられないことですが、特に六角のネジでヘッドカバーを締め付けてあるタイプではなくて、
普通のプラスネジで締めてある一昔前の日産車。古いトヨタ車。
大体整備士の手を加えられていないと緩んでいます。
ヘッドカバーのパッキンのネジ部にもシールワッシャーが存在して、ソレがやせこけてくることが原因。
ヘッドカバーは定期的にまし締めを行わないといけない箇所なのです。
増し締めが施されていない車両は、ヘッドカバーからのオイル漏れが激しいです。

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次にアシストグリップ
ドアを開けて、よっこらせと車に乗り込むとき、取っ手がありますよね?
つかまって体重を支えて乗り込むグリップ。これが緩んでいる。特にキャブオーバー車。
車高が高い車は、運転手の体重で毎回揺さぶりをかけられています。当然アシストグリップは
プラスチック製で、ボディにネジ止め。毎回毎回揺さぶりをかけられると緩んでいるんですよ。
これはほうっておいたら、ボディのねじ山部をちぎってしまう結果になります。
そうなるともはや板金をしないといけない。たかがアシストグリップのネジを締めなかっただけで板金ですよ。
アシストグリップにはネジを隠すメクラ蓋があります。だから余計にオーナーが増し締めをしようとしない。
ここに問題があります。

そしてバッテリーホルダー
これもなかなか信じがたいことですが、エンジンルームを開けてバッテリーをゆすってみてください。
ひどいケースになるとバッテリーが前後左右自由自在に動いてしまう。
そうです。ホルダーのネジが緩んでいます。これもまし締めをしないといけない。
バッテリーは馬鹿に出来ない重量物です。これがたかだか10mmのナットで固定されている。
自動車は加速、停止を繰り返します。常にバッテリーにはGが加わるので揺すられて、
緩みやすい傾向にあるんです。最悪ホルダーが外れてバッテリーが走行中暴れて
ショートする危険性があります。

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ここまで書いてきて増し締めの重要性がわかってきたと思いますが、最後は基本。
タイヤのホイールナットです。特にアルミホイールは柔らかいので、タイヤ交換時に締めただけでは
走行した振動をひろって緩みがちです。タイヤを交換したあと、すぐに高速に乗るのは危険。
もし高速に乗る必要がある場合は、とりあえず一つ目のサービスエリアでナットの増し締めを行ってください。
理想は100kmほど走った後に増し締めをする。これは命にかかわることだけに馬鹿にしないようお願いします。

車検整備をして、検査ハンマーでネジを叩いてみると結構緩んでいます。
驚くのがサスペンションメンバーの取り付けネジなんかも増し締めをおこなってみると、結構くるっとネジが回る。
これは恐ろしいことであります。ネジというものは不変な取り付けではありません。
動かないものに関してはいいのかもしれないけど、動く自動車に対しては必ず増し締めを行うようにしましょう。
以上今日は増し締めについてでした。

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現役2級整備士・検査員で、現場でひたすらもがいて仕事しています。

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