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リングギヤ交換

time 2014/12/02

リングギヤ交換

ringgear1

 

いきなりですが、これはなんでしょう!?

フライホイールと答えたあなた、惜しいですぞ!

これはリングギアというものです

リングギアの役目は簡単です。
セルモーターの動力をクランクに伝えて
クランクをまわしてエンジンをかけるための物。

マニュアルの場合は、フライホイールにはめ込まれているんですが、
オートマチックの場合は、フライホイールが存在しないため、
リングギアが単体でクランクにボルト締めされています。

フライホイールはエンジンの駆動を滑らかにならすもので、
いわゆる滑車みたいな奴ですね。

これをATではトルクコンバーターがその役目を担っています。

今回このリングギアなるものをとってきたということは、
これが異常だったわけです。

リングギアが磨耗してくると、セルを回してもセルモーターとリングギアがかみ合わずに
エンジンがかかりません。
たとえばエンジンがかかっているのにもかかわらず、セルを回すと

「カカッ」

などといやぁ~なギアの削れるような音がしますよね。
これと同じような感じになります。

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この場合セルにはオーバーランニングクラッチなる機構がついていまして、
リングギアが回っていると認識するとセルを回したとしても
セルモーターのギアが引っ込むような構造になっているので
そう簡単にはギアは削れないようになっています。

ringgear2
しかし今回交換したリングギアはこんな状態

ringgear3
新品はこれ

どうですか!?

かなりリングギアが削れて磨耗しているのがわかりますね?
こうなると、セルを回しても10回に一回しかリングギアがかみ合わずにエンジンがかかりません。
当然リングギア全周のギアが削れるのも時間の問題で、ATだからエンジンはかけられなくなります。

原因として、

エンジンがかかっているのにセルをひたすら回し続けた

これはオーバーランニングクラッチなんか無視して
何度も何度もセルを回しつづると削れて行くとおもいます。

まぁリングギアの前にセルもだめになるだろうけどね。

そして、セルモーター自体に問題があってもリングギアは磨耗します。
セルモーターのピニオンギアのシャフトにがたがあると、セルの回転に伴い
ピニオンギアも触れてしまうので、リングギアが磨耗してきます。

今回はこのケースでした。当然セルモーターもOHしました。
たかが一枚の円盤だけど大変だよ。交換するのは。

ミッションをおろさないといけないんだからね。
へたなFFだとエンジンだって下ろさないといけなくなるから

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現役2級整備士・検査員で、現場でひたすらもがいて仕事しています。

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