いきなり動かなくなったらまずいよな・・・。最近は家族が乗ってるし・・・。
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7万円で買ったアトレーワゴンですが、なんだかんだで走行距離が13万キロ近くになっていました。
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この車、ちょっとまえにオルタネーターのブラシを交換しています。
オルタネーターのブラシ、結構減っていたんです。
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新品のブラシと12万キロ時点での残量をみると半分以上減っていました。
オルタネーターでこれだけ減ってるのだから、セルモーターはどうなんだろう?
と、思ってOHしてみることに。
セルモーターが壊れると、エンジンがかけられません。出先でエンジンがかからなくなるといった症状は非常に困るわけです。
初期症状だったら、ハンマーの柄でモーターをコンコンと叩いてあげると、壊れたセルモーターが復活することもあります。ですけど、完全に壊れるとどうしようもないです。
目次
13万キロ近いセルモーターを取り外す
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とりあえず車両からセルモーターを外します。
セルを外す時、バッテリーのマイナス端子を外しておくこと。ショートしますから。
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そしてここからは車の下に潜りながらの作業になります。
リフトアップできれば一瞬ですけど、DIYの青空整備でやっていきます。
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アトレーの場合、運転席側にセルモーターがついています。
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取り付けは2本14mmのネジで止まっています。
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青空整備は5月や6月には寒くもないしちょうどいいです。寒くなるとやる気が出ないし、暑くても嫌ですよね。
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C端子を外すのに苦戦しましたが、着地しました。
13万キロ使ったセルモーターの状態は?
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ここから先はオーバーホールです。
セルモーターのオーバーホールなんて、電装屋さんに依頼したり、リビルト部品に交換するのが主流です。
が、やってみるとそんなに難しくないです。
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まずはリヤケースの8mmネジを2本外します。
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すると早速ブラシホルダーが出てきます。
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こちらのブラシがすり減っていき、最終的に摩耗限度に達するとセルモーターは動かなくなります。
これを今回交換しようと思っているんです。が・・・
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買ってみた新品と見比べてみます。あれ?
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どうでしょう?
全然減ってません・・。オルタネーターとは全く違うな・・。
セルモーターって、エンジンをかける時だけしか使いませんよね。長距離走る車って、一度エンジンをかけるとそのまま走るから、そこまで減るわけじゃないと。
理屈では分かってますけど、こんなに減ってないのなら、ブラシ交換は見送ろう・・。もっと使い込んでからにしよう。
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ブラシが減ってないことを確認しましたので、そのままオーバーホールを続けます。
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バラバラにしてみました。
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このブラシと接している部分がコンミュテーターといいます。ここもブラシと接触するため若干摩耗している場合があります。偏摩耗していたら少しペーパーで慣らします。
特に摩耗はなかったです。
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フロント側のケースには金属粉やらブラシの粉がたっぷりついてるので、パーツクリーナーで綺麗に清掃。
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マグネットスイッチはこれ以上分解できませんので、動作確認。
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各部を清掃。
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ヨークの中やフィールドコイルはエアブローします。
シフトレバーは摺動部と接触部を少しグリス塗布。
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シャフトの接触部であるメタルなどにもグリス塗布。
ベアリングに問題ないこと、オーバーランニングクラッチのピニオンギヤに摩耗がないことを確認して組み付けていきます。
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車両に戻して、動作確認して終了です。
分解して感じたのはシフトレバーとかが樹脂製なので、ここも交換しておきたかったかな。
ブラシは1つ400円弱、4つ使われてますし、工賃なんかを考えればリビルトにする方が効率はいいですね。
ブラシ、思ったより減ってなくてびっくりしました。
4個買ってください
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。