エアコンガスだけ補充はNG!ガスよりオイルを入れてあげる重要性

エアコンが効かない車は、何かしら原因をかかえています。

一番多いのはガス漏れしているということ。漏れている箇所はホースだったりコンデンサだったり、エバポレーターだったり。

単純に漏れている箇所を交換すれば治りますが、意外と修理代がかさむので毎年シーズンになるとガスだけ補充して凌いでいる。

こういう人が結構多くいます。

かくいう実家のNDロードスターもそうです。

この車も買って3年を経過した時点で、急にエアコンが効かなくなりました。

とりあえず原因を追求するために、蛍光剤を流し込みました。

すると、まずは漏れている箇所が分かります。

うちのロードスターの場合はコンデンサから漏れていました。

ここで漏れている箇所が特定できたので、修理するかしないか。コンデンサを交換すればとりあえずは完治するはずです。

しかし、急激にガスが抜けているわけではなさそうなので、シーズンごとにガスチャージをして様子を見ることにしました。

今では安いマニホールドゲージが売ってるので、自分でチャージを簡単にできます。

このようにガス漏れ箇所が分かっていながら、毎年ガスチャージをしている人も一定数います。

しかし気をつけないといけないことがあります。

ガスだけ入れるのはNG!オイルも入れて

エアコンが効かないからと、エアコンガスを安易に補充しがちですがこれには落とし穴があります。

それはガスの中にコンプレッサを潤滑させるオイルが混じっているから。

どういうことかというと、ガスが漏れているということはコンプレッサオイルも漏れているということです。

そして、冷えないからとガスだけ補充して使っていると、オイルがなくなっていくためにコンプレッサの潤滑ができなくなり、焼き付いてしまう。

この前、通りすがりのインプレッサがやってきて、エアコンが効かないからみてくれと。

確認したら全くエアコンが効いていませんでした。それどころか一応コンプレッサはONになっているものの、異音がすごい。

そんな状態でガスだけ入れたらどうなるか・・・。

ガスの前にコンプレッサオイルを入れて、チャージをしました。

するとコンプレッサの異音がみるみる静かになってきました。

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ショート動画でコンプレッサの音を撮影しました。音の変化を聞いてください。

エアコンガスが漏れているのに、ガスだけ補充するというのは悪手になります。

うちのロードスターは、毎シーズンガスチャージをしていますが、ちゃんと冷えているシーズンはオイルを補充するのみにとどめています。

というのも、コンプレッサオイルの中にもガスが封入されてるので、これを入れるだけでも冷えが復活することがあります。

それでも足りなければガスもチャージですね。

もし、毎年ガスを入れているような人がいれば、コンプレッサオイルもちゃんと入れてください。焼き付いたらその時点でエアコンが終了します。

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