マツダ デミオです。
車検で預かりましたが、CDオーディオが使えなくなったということで一緒に原因を突き止めることに。
症状を確認すると、CDをオーディオに挿入する。
しかし、カタカタと音がするだけでCDが読み込まれないまま出てきてしまう。といった感じ。
何度かチャレンジしてみても、やはりカタカタ音がするだけで読み込めずCDはオーディオから出てきてしまう
同僚は
「ピックアップレンズだよ。露つき現象だって。」
などと言っている。しかしボクは違うと思う。カタカタいっているのだ。ピックアップレンズならCDが回転はするはずだと思うのだ。違うのだろうか?
オーディオの修理は得意ではないけれどとりあえず分解してみることにした
マツダ車のオーディオはSSTで外します。とっても楽チン。
この2本のピンをオーディオの端っこの穴に入れる。これでロックが解除になるのでオーディオを引き出すのみ
こんな感じでオーディオがにょきっと出てくる。ちなみにピックアップレンズだのと言っていた同僚はこのSSTを使ってオーディオを外すことすら知らなかった。おいおいおいおい。
症状でカタカタ音がするのはきっとCDが規定の位置におさまれていない音なんだと推測する。
その辺のギヤが減っているのかそういうことではないだろうか?
CDが規定の位置に収まれば、もしかしたら音が鳴るかもしれない。
が、直らず
さらに分解
基盤とプレイヤー部分を分離させる。この状態でカプラーを装着して実際にCDがどのような動きをしているのかを確認してみる
表から、裏からじっくりとCDの読み込まれ方を観察。ある程度の時間がたつとやはり排出されてしまう。
カタカタ音はCDを出し入れする部分から聞こえてきている。
ここで今度は、CDが挿入した直後、そのリンケージ部分を手でさらに動かしてやる。
そうすると、今までよりも一段階おくにCDが収まった。
するとCDが回りだしたのである。ボリュームを上げると、聞こえてくる音楽。
カタカタ音がしているのはやはりギヤが上手くかみ合っていないから。なので、CDがそれ以上奥へすすめなかった。
ギヤのリンケージを手でさらに押しやるとCDは規定の位置に収まり音がなる。
これを解決するためにいろいろと考えてみたが、CDが入ったら、細いマイナスドライバーなどでさらに入り口からCDを強制的に奥へおいやるのである。
このやり方で行えばCDはきちんと規定の位置に収まり、音がなるようになった。
オーナーに説明したら喜んでくれた。不便だろうけれどオーディオを換える予算がなかったということ。
ということで、マツダデミオのオーディオ修理でした。
分解してみればなんとかなるもんだ。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
さっさと取り外して修理屋に出すか、交換をすすめるのがあたりまえの昨今、その対応すばらしいー。
お客さんがよろこんでくれるのも今後のチカラになりますね。
オーディオって分解してみると、意外と直せることがあります。キーレスもハンダで何度か修理したこともあります。