注意喚起!エアコンのガスを入れ続けて使うと全て壊れて、20万近い修理が必要になる可能性

ほぼ毎日エアコン修理の依頼が入ってきます。エアコンの故障は、人間の体感的に直撃するだけに我慢ができないですね。

エンジンチェックランプが点灯して、O2センサが壊れても体感的には問題ないので修理を見送る人もいます。ですが、エアコンは暑いので我慢ができない。

エアコンが効かなくなる原因はたくさんありますが、一番多いのがガスがどこかから漏れてくるもの。配管だったり、コンデンサだったりエバポレーターだったり。

エアコンガスはサイクルの中で戻ってくるので、著しく減ったりしません。

ガスが漏れる箇所があると、その度合いにもよりますが効かなくなってしまいます。

ガスが漏れたら、漏れた分だけ補充をすれば理屈上ではエアコンの効きが復活します。ですが、このガス補充で気を付けないといけません。結果を先に書くと、エアコンコンプレッサが壊れてしまい、鉄粉がサイクル内部を循環して最悪の場合サイクル一式交換する必要がでてしまいます。

エアコンのガス補充作業を繰り返すと駄目な理由

エアコンガスのガス漏れ修理の流れを書いてみるとこうなります。

目視やリークテスタで判別ができない場合、真空引きをしてエアコンガスと蛍光剤を流し込みます。

この時、ガス漏れ自体を直していないので、結果ガスがまた抜けてエアコンが効かなくなります。しかし次にエアコンが効かなくなった時は、蛍光剤が入っているのでどこから抜けたか的確に判断ができます。

参考までに、エアコンの蛍光剤がどのように反応するかをご覧ください。ブラックライトを当てると、蛍光剤が付着している部分がこのように光るのです。

蛍光剤を流し込んだ後、エアコンが効かなくなった車のエアコン部品を一つ一つブラックライトを当てて漏れている場所を特定します。

漏れている箇所がピンポイントでわかれば、その部位を交換することでガス漏れが治るという事です。

これが蛍光剤を流し込む理由です。

エアコンガスが減ってるからといって、繰り返しガス補充をするとマズイ理由

エアコン修理って高額な費用が必要になる場合があります。

ホースの1本くらいから漏れてくるのであれば、さほどでもありません。ですが、コンプレッサが駄目になっていたりエバポレーターやコンデンサが駄目になっていると、まず部品代が高いです。

さらにはエバポレーターを交換するためには、ダッシュボードを取り外さないと交換ができない車種が多いです。

こちらは実際にエバポレーターを交換してる作業ですが、ここまで分解してもまだエバポレーターにたどり着けていません。

工賃もかなり高額になってきます。

エアコン修理の見積もりを取ったら、ガス漏れしている箇所を修理するには高額な費用が必要なことが分かった。さすがにそこまでお金が払えないので、ガスをだましだまし補充しながら使うとする人が多いです。

ガスの補充なら1万円もかからないでチャージができます。

エアコンガスのみを補充し続けると起こる二次災害は?

エアコンのガスをシーズンごとに補充し続けて使う人は多いです。実際にうちのお客さんでも何人もいます。

エアコンガスを補充する時に気を付けないといけないのは、コンプレッサーオイルを入れる事です。

エアコンのコンプレッサはガスと一緒にコンプレッサオイルを循環させて、潤滑させています。エアコン蛍光剤にはコンプレッサオイルも封入されています。

なので、最初に蛍光剤を流し込む時点では問題ありません。以後、ガスが抜けたからといって、ガスのみをチャージするとコンプレッサオイルがなくなって壊れてしまうんです。

常連さんならば、どのような整備をされてきたかが車歴として残せます。必要ならエアコンガスとコンプレッサオイルも封入しないといけないって。

ですが、一見さんなどはその判断が付きませんので、エアコンが効かないからガスを補充してほしいという依頼が来たら、一緒にコンプレッサオイルもいれるようにしてします。

問題はただ単純にガスだけをチャージしてしまうお店もあるということです。

ガス漏れ時点ではコンプレッサから異音が出ていなかったけど、翌年になったらコンプレッサからジジジといった異音が出るようになった・・。これはコンプレッサ内部がまずいことになっています。

エアコンコンプレッサが壊れるとサイクルの交換が必要に

エアコンのコンプレッサが焼き付きや異音などで交換が必要になると、コンプレッサの鉄粉がエアコンサイクルに流れ込んでしまいます。

コンデンサや各種パイプ、レシーバーやエキパンにエバポレーターやドライヤーなど、すべてにコンプレッサの鉄粉が流れ込んでしまいます。

コンプレッサだけ交換すると、最初は問題なく動いていても、しばらくすると詰まったりしてエアコンが効かなくなることが殆どです。

なのでエアコンコンプレッサが異音や焼き付きなどで交換が必要になる場合、サイクル一式の交換が必要になります。

軽自動車であっても20万近い金額がかかることだってあるんです。

ただガスチャージを入れてしのいでいたのに・・・。まさかの二次災害です。

僕は修理前提のお客さんにはあえてエアコンを使わないように細工をしておきます。

コンプレッサの配線を抜いておくことで、室内からエアコンスイッチをONにしてもコンプレッサが駆動しないようしています。

こうすることで、コンプレッサの状態を良好に保ったまま修理に入れるという事。

エアコンガスを入れ続けて、最終的に交換しないといけなくなる時に、もしかしたらコンプレッサが駄目になってるかもしれない。

ガスを補充する際には必ずコンプレッサオイルなども入れてくれるお店で入れてください。

ただガスだけを補充すのはNGです。

エアコンにも添加剤があって、ワコーズのパワーエアコンプラスは高性能のコンプレッサオイルです。

高性能なエンジンオイルと同じだと考えてください。

コンプレッサの負担がオイルで軽くなるので、110%の性能を引き出すというイメージです。

たまにパワーエアコンプラスを入れてもらうというのも一つの手段です。自分の車にも入れましたが、効果が確かにあるお勧めできる添加剤です。

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