デファレンシャルオイルの量・状態を点検して車両火災を防ごう

先日国土交通省から以下のような通達が出ました。

~ 事業用自動車の火災事故防止に向けて ~

国土交通省は3月4日、昨年末から貸切バスの車両火災事故が複数発生した 中で、火災の状況から、差動装置(デファレンシャル※)のオイルが潤滑不良 の状態で走行を続けたことによるものがあったことを受け、関係事業者に対し 同種事故の未然防止を図るよう呼びかけました。

事業用自動車の車両火災事故の防止については、従来から機会あるごとに注意喚起 をしているところですが、昨年末から車両火災事故が複数発生しています。 このうち、岡山県津山市の火災(1月31日)、北海道勇払郡の火災(2月8日) は、いずれも貸切バスが走行中、後軸付近から出火したものであり、その状況から、 差動装置(デファレンシャル※)のオイルが不足もしくは著しく劣化したことにより 潤滑不良となった状態で走行を続けたことから同装置の内部が過熱し、火災に至った ものと推定されています。

このため本日、別紙のとおり公益社団法人 日本バス協会及び公益社団法人全日本トラッ ク協会に対して「デファレンシャル・オイル 不良による火災事故防止の徹底について」を 通知しましたのでお知らせいたします。 なお、公益社団法人日本バス協会会員以外 のバス事業者に対しては、各地方運輸局を通 じて、同様の周知を図ることとしています。

CA320246

車検整備ではデフオイルとミッションオイルの量や状態を確認する項目があります。

大体走行距離が5万キロ程度で交換することを推奨されていますが、履歴がなかったりすると交換がおざなりになってくる部分でもあります。

トラックなどでは4リットルくらいデフオイルが入っていたりするんですが、きちんとこの量と状態を確認するようにしましょう。

あとハイポイドやLSDなど種類があるのできちんとしたデフオイルを入れないといけませんので注意してください。

デフオイルの注入にはサクションガンがあると便利です

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