今の時代でもエンジンを焼きつかせてしまう人がいるという事実

先週、エンジンの調子が悪いという車が入庫してきました。問診するまでもなく、ものすごくいやーな音がしている。

嫌な音というと

「ガラガラガラガラ」

「ガガガガガガガガ」

「ギュグググギャウ」

まさにエンジンが苦しんでいるような音です。この車にはターボも付いていたんですが、ターボもぶっ壊れている。

オイルの量をチェックして、まったく入っていなかったので規定量まで補充したのち検証してみるとやはりターボも焼きついていた。

エンジンオイルも長寿命化されてきた現代、まだまだエンジンを壊してしまう人もいる。

エンジンは高価な部品

ターボもそうですが、エンジンって車を構成する中でおそらく一番に高いであろう部品です。それこそ何点もの部品で構成されている、車の心臓部にあたる部品です。

交換するのには手間がかかるし部品も高い。

エンジンが壊れたら廃車にするという人も多いでしょう。

エンジンってどうして壊れるのか?

エンジンが壊れる原因のナンバー1はオイル管理でしょう。エンジンオイルの交換を怠ったがために壊れてしまう。

それこそエンジンって1分間に何千回転もするわけです。そんな高速回転している部分に潤滑油がないとあっという間に焼きついてしまいます。オイル管理一つでエンジンの寿命を左右している。

教習所でもエンジンオイルの点検を教えてくれます。運行前運転で、オイルのレベルゲージを抜いて規定のオイルが入ってるかどうか?

車に疎い人でもオイル交換という単語は聞いたことがあるはず。車にとって一番身近なメンテナンスがオイル交換になるわけです。

続いてエンジンを壊しかねない症状としてオーバーヒートです。ラジエターホースやらアッパータンクから水漏れを起こしてしまい、放っておいてオーバーヒートしてしまう。

この場合はヘッドガスケットが抜けてしまうという症状がでてきます。ひどい場合シリンダーヘッドに歪みを与えてしまう。僕もオーバーヒートしたというお客さんで一度だけシリンダーヘッドに歪みが確認できたため交換したことがあります。

エンジンのメンテナンスなんてそんなに大したことではないわけで、それすら怠ってしまい壊す人がまだまだいる。

車がEVになればエンジンオイル交換はなくなるので、なおさら車に無頓着になっていくでしょうね。

もうじきエンジンは車にとって無用なものになりつつあります。でもエンジンのオイルが焼ける匂いだったりガソリン臭い匂い、何よりメカっていう感じがいかにも車ってものを感じさせてくれるんですよね。

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