オイルを3000kmスパンで交換していたのに壊れたターボ

img_4960

知り合いの車ですが、

知人「エンジンから変な音がするので見て欲しい」

といわれて預かりました。

どのように音がするのかと聞いたら、回転を上げるとギャギャギャと音がするらしい。

乗ってきてもらって工場へ入れようとアクセルを踏んだらギャギャっと音が出た。

自分「あ、これターボ壊れてる」

知人「ターボ!?オイルを3000kmごとに交換してたのに!?」

いわれてみれば知り合いの車は3000kmスパンくらいでオイル交換をしていると言っていた。確かにターボが壊れるのが腑に落ちない・・。

オイルをこまめに交換していてもターボが壊れてしまう。ちなみに走行距離は6万キロほど。

オイル交換をしても壊れるタービン

img_4987

ギャギャギャという音の原因はタービンのインペラがタービンの壁に当たっている音でした。ターボの異音っていうのは大体これです。

ちなみに僕の知り合いにはL185Sのムーヴに乗っている人。MH21SのワゴンRに乗っている人がいます。2人ともターボが壊れました。2人ともDIY派でもあります。

img_5023

通常NAエンジンとターボエンジンの違いはターボが付いているかどうかになります。でもってNAエンジンよりもターボエンジンの方がオイル交換はこまめにやらないといけない。

その理由は簡単で、ターボっていうのはエンジンオイルが通っています。今のターボはフルフローベアリングと言われて、エンジンオイルの上をタービンが回転するような構造になっている。

そして、タービンのオイル供給穴っていうのがものすごく小さいんです。この供給穴にスラッジがたまるとあっという間にターボが潤滑不足になって焼きつきなどの原因を引き起こす。

ターボはオイル交換をマメに行わないといけない理由がこれです。

オイル交換をマメにしていた車のターボが壊れる原因

img_4995

知り合いの2台のターボが壊れた原因を考えてみた。彼らはDIYでオイル交換を進んでする人でもある。

ターボが壊れる原因を挙げていくと

オイル管理不足による焼きつき

異物が混入して物理的にインペラ破損

オイル量不足・油圧が上がらない

大きくこの3つに分類されてくる。大半がオイル管理。そして物理的にターボが損傷する。

オイル管理不足による焼きつきというのは、オイル交換を好きな彼らだからして考えにくい。彼らの車にはターボタイマーもついていて、走行後のアフターアイドルも実施している。

ではではなにが一体原因なのか?

僕が考えたのはオイルラインに異物が混入したという説。

オイル交換をするときの状況を聞いてみたら、家で交換するがエンジンのフィラーキャップにジョウゴをつけて注いでいるという。

この環境で気をつけないといけないのは異物が入りやすいということ。あと、自前のオイルジョッキで入れている人もきちんと保存していないと中にゴミが入りやすい。こういったゴミがエンジンの中に運悪く入ってしまった説。

img_5027

あとはやはりDIYでプラグなども交換する彼らはインタークーラーを外したりもする。その際に異物が入り込んだ可能性も考えられます。

いずれにしろ、オイルの油路に詰まりは認められなかったので配管類を綺麗に綺麗に洗浄して新しいリビルトターボを組み付けました。

ただ、その程度の異物でターボが壊れるのも・・・。

真相ははっきり言って確実にわからなかったのでもやもやしています。

オイル管理をサボっていても20万キロもつタービンもあれば、オイル交換を3000kmごとにしていても壊れるターボもある。

ターボもいろいろだなって。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする