車検の時にミッションオイルを交換したら半年後にランプが点いて壊れた!保証はどうなるか?

知り合いの整備士から聞いた話ですが、ちょっと話がこじれているケースなので取り上げてみます。

車は日産のデイズです。車検整備を出した時にミッションオイルを交換してもらった。

そしてその半年後に警告灯が点灯して不調になった。調べてみたらミッションが駄目になって載せ替えが必要になってしまったというもの。

オーナーはいつも整備をお願いしているところで車検整備にをしてもらった。その時にCVTフルードを交換してもらった。

その半年後に警告ランプが点灯して、ディーラーで診断をしてもらったらミッションが駄目になっている為載せ替えが必要だと30万弱の見積もりをもらったというのです。

そのディーラーいわく、車検時に交換されたCVTフルードが適合していなかった可能性が高いという。

車検整備について、保証とはどうなってるのか?

整備をした箇所には保証がついている

あまり知られていないことながら、ちゃんとした工場で整備をした場合、その箇所に関しては保証が付いています。

人間なので、100%確実な作業ができたかというと、そうとも言えないですよね。なので整備を施した部位に関して保証を付けています。

分解整備記録簿の裏面にそのように記載されています。

もちろんうちの工場でも車検整備後にエンジンが壊れてしまったというケースもありました。それはもともとヘッドガスケットが抜けかけていたのを見抜けなかったのですが、お客さんとしては納得が出来なくて保険を使いました。

部品代を保険で賄う事が出来たので、工賃は自前で作業をするから時間はかかったけど、何とか直してあげることができた。

こういう事ってたまに起こりえる。

今回のケースでは、ディーラーが原因について交換されたフルードの不備を指摘しているので、何かしらの確証を持っているんだと思います。

問題なのはそれについて、作業をした工場の対応ですね。工場としては症状が出たタイミングなどで腑に落ちない部分もあるかもしれません。

でも真摯になって対応しないとちょっとまずいかなと。

クレームについては保険を使えば対応ができる

整備をしていると、作業ミスももちろん0ではないし、それ以外にもお客さんの車に対して損害を与えてしまう事もあります。

僕が経験したのは、突風が吹いてきて看板が倒れて車に傷がついたというもの。

そして、台風19号で洪水になり、お客さんの車が水没してしまったなどありました。

これらについては全て保険で弁償しました。いざという時の為の保険です。

もし何かの部品が整備ミスで壊れてしまったら、部品を保険で支給してもらって直せばいい。

それができない工場というのは、技術力もさることながら対応にも疑問点がわいてきます。

今回のケースでは、作業した工場とそのオーナーの主張はずっと平行線をたどっているようです。時間がたてばたつほどこじれてくるし、今の世の中だと評判が落ちてしまうので早急に対応したほうが得策だと思います。

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