オイル交換、純正オイルと社外オイルはどちらがお勧め?純正オイルを使ったほうがいい場合は?

日々変わる情報。エンジンオイル交換について。

オイル交換の選択肢って、車のメンテナンスの中で一番選択肢がある部類に入ります。それこそタイヤを新品に交換するよりも、たくさんの種類から選べます。

どれを入れても同じでしょ?と思う人もいるでしょうし、お店にお任せという人もいるでしょう。

選択肢としてあげられるのは大きく分けて二通り。純正のエンジンオイルを使うか、社外のエンジンオイルを使うか。今一度純正オイルと社外オイルについて考え直してみたいと思います。

オイル選びの基準はグレードと粘度

エンジンオイルの選び方についてですが、基本的にグレードと粘度があっているかを確認するだけ。

グレードというのはSH、SJ、SL、SNとSの次のアルファベットがZに近づくほど高性能なグレード(新しいグレード)になります。

古いグレードは新しいグレードをカバーできませんが、新しいグレードは古いグレードをカバーできます。今はSNPlusというグレードが一番進んでいます。

グレードがSNPlusならば、どのオイルを使ってもいいかというとそうでもありません。次に気を付けないといけないのはオイルの粘度です。

粘度は5W-30とか0W-20というもの。オイルの固さを表しています。今主流なのが0W-20ですが、低燃費をうたっているコンパクトカーなどは0W-16や0W-8などというサラダ油なみにサラサラなタイプが出てきています。

昔の車ほど粘度が固いタイプを使っています。例えば平成初期の車は10W-30などを指定してる車があります。こういう車に0W-20を入れたらどうなるか?油膜が保持できなくて、エンジンを壊しかねません。

社外のエンジンオイルを使う時は、グレードと粘度を合わせる必要があります。

社外オイルを使うメリットはなにか?

純正ではない社外品のエンジンオイルを使う意味というかメリットは何か?

これは豊富なエンジンオイルの中から、自分が気に入ったものを試せるというところが大きいと思います。

オイルによってはフリクションロスをうたっていたり、耐久性をうたっていたりと配合している添加剤の違いによって「うり」にしている性能が違います。

純正オイルはそのエンジンにとって最適なエンジンオイルであるのは間違いありません。性能曲線を描くと純正がきれいな五角形を描くのに対し、社外のエンジンオイルは純正よりも劣る性能もあるけど秀でている性能もあります。

あえて、社外エンジンオイルを使うメリットはそこにあります。自分が狙った性能を持ったオイルを使える。耐久性重視なのか、燃費性能向上を求めているのか。

豊富な種類からお気に入りのオイルを選ぶのもワクワクします。

純正オイルをあえて選ぶ理由

純正のエンジンオイルをあえて使う理由は何か?これは理由は2つ思い当たります。

まず、オイル交換選びが面倒な場合。豊富な社外品のオイルをいちいち選ぶのが面倒な人もいるでしょう。そんな時は迷わず純正のエンジンオイルをプッシュです。

純正エンジンオイルは、その車が開発された段階から充填されているオイルです。もちろんその性能は自動車メーカーが担保してくれます。純正エンジンオイルをきちんとしたスパンで交換していれば、故障が起きたときは迷わずメーカーに訴えることもできます。

これが社外エンジンオイルを入れていると、ディーラーは保証を渋ってきたりします。その車専用に開発されている純正エンジンオイル。メンテナンスをメカニックに一任している人にとっては最適なチョイスになります。

続いて純正のエンジンオイルを使う理由。それは超ロングライフ化されているメーカーなど。例えばVWのロングライフのエンジンオイルは2年3万キロ使用可能とされています。

この2年3万キロを社外のオイルでつかいつづけるとどうか?もちろん弊害が起こる可能性が高い。

純正のエンジンオイルが、突出して高い性能を誇っている場合は純正を使ったほうがいいです。日産のGT-Rなどもそうですね。

日産GT-RはMobile1が純正指定されています。これ以外のオイルを使うと当然のことながら保証適用外となってしまいます。

まとめると

純正オイルと社外オイル。まとめてみます。

純正オイルを使うメリットが高いのは

・オイル選びが面倒な場合

・使われている純正オイルが非常に高性能な場合

社外オイルを使うメリット

・豊富なエンジンオイルから選ぶ楽しみがある

・純正オイルにはない、その性能に特化したオイルを試すことができる

などです。僕は純正ではなくて社外でいろんなオイルを試しています。もちろんグレードと粘度は合わせていますが、オイル選びをして実際にそのフィーリングの違いなどを試すのが楽しいからです。

価格的には純正オイルのほうが若干割高な傾向があります。でも信頼性は抜群なので、自分に合ったオイルを選んでください。

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