レヴォーグのリコールは早めに受けて!パーキングブレーキが解除できなくなるとどうなるか?

スバルのレヴォーグにリコールが出ました。内容を確認すると、早めに受けたほうがいい内容だったので、取り上げてみます。

リコール内容は以下の通りです。

VDC(ビークルダイナミクスコントロール)ユニットにおいて、電動パーキングブレーキ制御プログラムが不適切なため、電動パーキングブレーキが作動中に車両振動が入ると、センサが過敏に反応し、走行中と誤認識することがある。そのため、警告灯が点灯し、電動パーキングブレーキが解除できなくなるおそれがある。

国土交通省HPより引用

どういうことか、わかりやすく書くといわゆるサイドブレーキが解除できなくなるということになります。

レヴォーグに採用されている電動パーキングブレーキ

レヴォーグに採用されているサイドブレーキは、電動パーキングブレーキです。

従来のサイドブレーキって、サイドブレーキレバーや足ふみのサイドブレーキペダルから、リヤブレーキへワイヤーを介して作動させていました。

レバーやペダルをふむとワイヤーが伸び縮みして、後ろのブレーキを効かせるわけです。ブレーキペダルの油圧を使わないで機械式にワイヤーを使っていたのが従来型サイドブレーキ。

今多くの車に採用されているのが電動パーキングブレーキです。

写真のパーキングスイッチを操作すると、リヤブレーキに取り付けられたモーターが動いてブレーキを電気的に効かせる。

この制御プログラムに不備があって、電動パーキングのロックを解除できないというのが今回のリコール。

ブレーキが効きっぱなしになると車両火災につながる恐れ

ブレーキが効きっぱなしのまま車を動かすと、もちろん発熱します。

ブレーキは熱エネルギーを制動へと変換しているわけなので。そのまま無理やり走り続けると最悪熱を持ちすぎて車両火災につながることがあるんです。

ブレーキの引きずりって非常に危険なんですよね。

そもそもなんで電動パーキングなんか採用しているのかっていうと、いろんなことができるからです。

例えばサイドブレーキの戻し忘れとかたまにありますよね?それを車両側で解除してくれる。

そして昔でいうクルーズコントロール。今では前の車にターゲットを合わせると、車速を自動で加減して追従してくれますね。

アイサイトなんかその先駆けのシステムです。

スピードを上げるには電子制御スロットルを使ってやればいい。では減速は?ここで役に立つのが電動パーキングブレーキです。

幅広いシステムに使われているのが電動パーキングブレーキなんです。

パーキングブレーキがかからないというのも問題ですが、解除できないというのも非常に問題です。

コンピューターのリプロで直るようなので、早めにディーラーへ予約してください。

専用診断機でしか書き換えできないので、町工場などでは対応できないところが殆どになると思います。

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